冬の車に積んでおくもの|立ち往生に備えるチェックリスト

目次
  1. 冬の車には、何を積んでおけばよいですか?
  2. 出発する前には、何を確かめればよいですか?
  3. 立ち往生したら、まず何をすればよいですか?
  4. 雪で車が埋まったとき、エンジンをかけたままでよいですか?
  5. エンジンを止めているあいだは、どう寒さをしのげばよいですか?
  6. 結局、冬の車には何を積み、どう備えればよいですか?
  7. よくある質問
  8. 冬の車に、まず積んでおきたい物は何ですか?
  9. 雪で車が埋まったとき、窓を少し開ければエンジンをかけたままでも大丈夫ですか?
  10. 立ち往生したら、車の外に出て助けを呼びに行ったほうがよいですか?

結論から言うと、冬の車には、雪を掘るスコップ、体を冷やさない防寒具、水と食料、携帯トイレ、明かりと連絡手段をそろえ、出発前に燃料と天気を確かめておくと、立ち往生に備えやすいと考えている。もし雪で車が埋まったら、マフラー周りの除雪がいちばん大事になる。

北海道の冬は、吹雪で前が見えなくなったり、大雪で道路が止まったりすることがある。札幌の街なかだけを走るつもりでも、郊外や峠道へ出る日には、備えの有無で困り方が変わりやすい。

冬用タイヤや運転の心構えは札幌の雪道運転に備える|冬用タイヤ・装備・心構えのチェックリストで扱っているので、ここでは「車に積んでおくもの」と「立ち往生したとき」に絞る。

冬の車には、何を積んでおけばよいですか?

北海道開発局のチェックリストにある16品目を目安に、手持ちの物から積んでいくとよい。

北海道開発局は「冬道ドライブの心構え」で、もしものときのために車に常備しておきたい物を挙げている。一度にすべてそろえなくても、足りない物を確かめるだけで、準備の順番が決めやすくなる。

分類 積んでおく物
雪から抜け出す タイヤチェーン、スコップ、滑り止め用ヘルパー・滑り止め板、牽引ロープ、ブースターケーブル、工具
寒さをしのぐ 防寒具(毛布・使い捨てカイロ)、タオル・着替え、雨具・手袋
食べる・用を足す 非常用の水・食料、携帯用トイレ
知らせる・照らす 発煙筒、停止表示板、旗(目立つ色の布)、懐中電灯(電池)、ラジオ

スマホは連絡にも情報集めにも使うので、寒さで電池が減りやすい点にも気をつけたい。対策は冬のスマホの電池と寒さ|札幌で電源が落ちないための工夫で扱っている。

出発する前には、何を確かめればよいですか?

燃料、バッテリー、天気と道路の情報を確かめ、無理な予定を立てない。

北海道開発局は、出発前に自動車の点検を行い、燃料が十分か、バッテリーが弱っていないかを確かめるよう呼びかけている。目的地まで余裕を持って明るいうちに着ける予定にし、天気や道路の状況をテレビ・ラジオ・インターネットなどで確かめておくことも挙げている。大雪や吹雪で運転が難しいと思うときは、出かける時間を変えたり、公共交通機関を使ったりすることも考えたい。

  • 燃料は十分に入れておく
  • バッテリーやウォッシャー液を確かめる
  • 天気と道路の情報を、出発前に確かめる
  • 予定時刻と道順を家族や行き先に伝えておく(筆者からの提案)
  • 携帯電話を充電しておく(予備のバッテリーを持つのは筆者からの提案)

立ち往生したら、まず何をすればよいですか?

車から離れず、周りに知らせ、自分のいる位置を伝えて助けを求める。

北海道開発局は、避難できる場所や助けを求められる人が確実に確認できるとき以外は、車から離れないよう呼びかけている。不用意に車を離れると、吹雪の中で自分の位置を見失うおそれがあるためだ。ハザードランプを点け、停止表示板や旗などで止まっていることを周りに知らせる。警察・消防やロードサービスに連絡するときは、国道番号と、道路わきに1kmごとに立っている地点標(キロポスト)で、自分の位置をできるだけ正確に伝えるとよいとされる。

すること 考え方
車から離れない 吹雪の中で外に出ると、位置を見失うおそれがある
周りに知らせる ハザードランプ、停止表示板、旗を使う
助けを求める 警察・消防、ロードサービスに連絡する
位置を伝える 国道番号と地点標(キロポスト)を伝える

雪で車が埋まったとき、エンジンをかけたままでよいですか?

マフラー周りが雪でふさがると、排気ガスが車内に入り、一酸化炭素中毒になるおそれがある。エンジンをかけるなら、マフラー周りをこまめに除雪する。

JAFが北海道旭川市で行ったテストでは、車のマフラーの高さまで雪で覆い、エンジンをかけたままにしたところ、何も対策をしない車は16分後に車内の一酸化炭素の濃度が400ppmに達し、その6分後には測定できる上限の1,000ppmに達した。一方、マフラー周りを除雪した車では、一酸化炭素はほとんど検知されなかった。窓を5cm開けた車でも、約40分後に400ppmを超えたという。窓を少し開けるだけでは足りない場合があると考えておきたい。JAFによると、一酸化炭素は無色・無臭で、気づきにくい。

北海道開発局も、排気口が雪で埋まると車内に排気ガスが逆流し、一酸化炭素中毒になるおそれがあるとして、マフラー付近が埋まらないよう定期的に除雪し、窓を少し開けて換気するよう呼びかけている。国土交通省の北陸雪害対策技術センターも、雪でマフラーがふさがれると一酸化炭素中毒の危険があると示している。

  • マフラー周りが雪で埋まっていないか、こまめに確かめる
  • 除雪できないときや埋まりそうなときは、エンジンを止める
  • 窓を開けるだけで安心せず、マフラー周りの除雪を優先する
  • 除雪が追いつかないときは、エンジンを止め、むやみに車の外へ出ずに防寒具で体を温める

エンジンを止めているあいだは、どう寒さをしのげばよいですか?

毛布や使い捨てカイロ、着替えで体を冷やさないようにし、燃料やバッテリーを使い切らないようにする。

北海道開発局は、救助を待つあいだは、濡れた服を着替え、防寒具を使って体温を保つよう呼びかけている。救助までに長い時間がかかる場合があるので、燃料切れやバッテリー上がりに注意しながら、エンジンを時々かけて車内を温めるとしている。そのときもマフラー周りの除雪が前提になる。同乗者がいる場合は交代で眠り、一人は必ず起きて救助が来ていないかを確かめることも挙げられている。防寒具やタオル・着替えを積んでおくと、エンジンを止めている時間を過ごしやすい。家での停電や食料の備えは札幌の冬の備え|食料・日用品のストックと停電への準備を、いまのうちにで扱っている。

備え 考え方
毛布・使い捨てカイロ エンジンを止めているあいだの寒さをしのぐ
タオル・着替え 雪で濡れた服のままにしない
燃料 出発前に十分に入れておく
見守り 同乗者がいれば交代で眠り、一人は起きておく

結局、冬の車には何を積み、どう備えればよいですか?

16品目を目安に積み、出発前に燃料と天気を確かめ、雪で埋まったらマフラー周りの除雪を最優先にする。

まず今週、車の中にスコップと毛布があるかを確かめてみてほしい。足りない物から一つずつ積んでいけば、冬のあいだ落ち着いて運転しやすいと考えている。

よくある質問

冬の車に、まず積んでおきたい物は何ですか?

北海道開発局のチェックリストでは、タイヤチェーン、スコップ、防寒具(毛布・使い捨てカイロ)、非常用の水・食料、携帯用トイレ、懐中電灯などが挙げられています。手持ちの物を確かめ、足りない物から積んでください。

雪で車が埋まったとき、窓を少し開ければエンジンをかけたままでも大丈夫ですか?

窓を開けるだけでは足りない場合があります。JAFのテストでは、窓を5cm開けた車でも約40分後に一酸化炭素の濃度が400ppmを超えました。マフラー周りの除雪を優先し、除雪できないときはエンジンを止めてください。

立ち往生したら、車の外に出て助けを呼びに行ったほうがよいですか?

北海道開発局は、避難できる場所や助けを求められる人が確実に確認できるとき以外は、車から離れないよう呼びかけています。吹雪の中で位置を見失うおそれがあるためです。ハザードランプなどで周りに知らせ、警察・消防やロードサービスに連絡してください。

確認した出典: JAF「クルマ何でも質問箱」(雪と一酸化炭素)、北海道開発局「冬道ドライブの心構え」(出発する前に、もし動けなくなったら)、JAFユーザーテスト「車が雪で埋まった場合のCO中毒の危険性」、JAFユーザーテスト「大雪による車の立ち往生~車内環境の変化~」、国土交通省 北陸雪害対策技術センター「雪みちの備え」(確認日 2026年10月7日)

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