冬の窓の断熱|シート・カーテン・すき間の工夫(札幌)

目次
  1. なぜ窓は、冬に熱が逃げやすいのですか?
  2. 断熱シートを貼る前に、何を確かめればよいですか?
  3. カーテンは、どう選べばよいですか?
  4. すき間テープは、どこに貼ればよいですか?
  5. 賃貸では、どんなことに気をつければよいですか?
  6. 結局、窓の断熱はどう進めればよいですか?
  7. よくある質問
  8. 断熱シートは、どの窓にも貼れますか?
  9. 賃貸でも、窓の断熱を試せますか?
  10. 窓の断熱をすれば、暖房費は下がりますか?

結論から言うと、冬の窓の断熱は、窓まわりが冷えやすいことを知ったうえで、断熱シート、厚手で床まで届くカーテン、すき間テープを、住まいに合わせて組み合わせるのが基本になる。シートは貼る前に窓のガラスの種類と製品の表示を確かめ、賃貸では原状回復に気をつける。どの程度あたたかく感じるかは住まいで変わるので、節約額などは約束できない。

夕方、ソファでくつろいでいると、窓のほうからすっと冷たい空気が降りてくる。暖房はついているのに、窓際だけ足元が冷える。札幌の冬を過ごしたことがある人なら、そんな場面に覚えがあるかもしれない。

窓は、住まいの中でも冷えを感じやすい場所だ。この記事では、窓の断熱に絞って、一般論として整理する。窓の水滴やカビは札幌の冬の結露とカビを防ぐ:窓・押し入れ・換気のポイントで、暖房そのものの使い方は札幌の冬の暖房費を節約する工夫|灯油・電気・家の中の見直し方で扱っているので、ここでは「窓の断熱」だけを見ていく。お使いの製品の扱いは、取扱説明書や表示で確かめてほしい。

なぜ窓は、冬に熱が逃げやすいのですか?

ガラスは壁に比べて熱を通しやすいとされ、室内の暖かい空気が窓で冷やされて、冷たい空気が足元へ降りてくるためだ。

外が冷え込む札幌の冬は、窓の内側の温度も下がりやすい。冷やされた空気は重くなって床のほうへ流れるので、窓際の足元が寒く感じやすい。サッシのすき間から外の冷たい空気が入ることもある。窓の種類や築年数、向きで状況は違うので、ここでは一般的な傾向として読んでほしい。

窓まわりで起きること 感じ方 工夫の方向
ガラスを通して熱が逃げる 窓際が冷たく感じる シートやカーテンで空気の層をつくる
冷やされた空気が下へ流れる 足元がひんやりする 床まで届くカーテンで流れを抑える
サッシのすき間から外気が入る すきま風を感じる すき間テープでふさぐ

断熱シートを貼る前に、何を確かめればよいですか?

窓のガラスの種類と、製品の表示にある対応ガラス・貼ってはいけない場所を確かめてから貼る。

ガラスには、一部だけが温まったり冷えたりして温度差が大きくなると、ひびが入る「熱割れ」のおそれがあるものがある。網入りガラスなどは、製品の表示で使えるかどうかを確かめる。表示に「使えない」とあるものには貼らない。窓の種類が分からないときは、管理会社や窓のメーカーに聞くのが安心だ。

確かめること 理由 確かめる先
ガラスの種類(一枚ガラス・複層ガラス・網入りガラスなど) 熱割れのおそれがあるガラスがあるため 製品の表示、窓のメーカー、管理会社
シートが対応しているガラスか 製品ごとに使える窓が決まっているため 製品のパッケージや取扱説明書
貼る場所の大きさと形 合わないと、浮いたりはがれたりしやすいため 窓の寸法を測り、製品の対応サイズと比べる

貼るときは、窓の汚れをよく落とし、製品の手順に従う。水で貼るタイプと、水分をふき取ってから貼るタイプがあるので、表示で確かめる。空気が入らないよう、製品の手順に沿ってなじませる。はがすときも、表示にある方法に従う。

カーテンは、どう選べばよいですか?

厚手で、床に届く長さのものを選び、窓全体を覆うように掛ける。

薄手のレースだけだと、窓で冷やされた空気がそのまま部屋に入りやすい。厚手のカーテンを重ねたり、生地の厚いものに替えたりすると、窓の冷えを和らげる助けになる。次の点を見るとよい。

  • 丈は、床すれすれか、床に少しつく程度まで届くようにする
  • 幅は、窓よりも左右に余裕を持たせて、すき間を減らす
  • カーテンレールの上のすき間から冷気が入る場合は、カーテンボックスや丈の合うものを検討する
  • 夜は閉め、日中は日差しが入るときに開けると、窓の使い分けがしやすい

床に長く垂らすと、掃除のしやすさやつまずきやすさに影響する。長さは暮らし方に合わせて決めてほしい。

すき間テープは、どこに貼ればよいですか?

サッシの合わせ目や窓枠など、すきま風を感じる場所に、製品の表示に従って貼る。

すき間は、手をかざしたり、風の入る場所を探したりして見つける。やみくもに貼ると、窓が閉まらなくなったり、排水の穴をふさいだりすることもあるので、貼る前に確かめたい。

貼る場所の例 見るポイント 気をつけたい点
サッシの合わせ目(引き違い窓の中央) 閉めたときにすき間がないか 厚すぎると、窓が閉まらなくなる
窓枠の下まわり 風の入りを感じないか 水抜き穴などをふさがないよう、製品の表示で確かめる
窓枠とガラスのあいだ 風が入っていないか 気になるときは、管理会社や施工業者に相談する

テープは、厚みや素材が製品ごとに違う。窓の動きを確かめながら、必要な分だけ使うとよい。

賃貸では、どんなことに気をつければよいですか?

契約書や管理規約で決まりを確かめ、はがせるタイプを選び、迷うときは管理会社や貸主に先に聞く。

賃貸は、退去のときに部屋を元の状態へ戻す「原状回復」が求められることがある。窓まわりの工事や、跡が残るものは、先に確かめておきたい。

  • 契約書や入居のしおりで、窓やサッシへの貼り付けについての決まりを見る
  • 粘着の跡が残りにくい、はがせるタイプを選ぶ。それでも跡が残ることはあるので、目立たない場所で試す
  • 窓枠やサッシを傷つけたり、外したりするものは、管理会社や貸主に確かめる
  • 共用部分や、建物の外側にあたる部分は、個人で手を加えない

決まりが分からなければ、管理会社に問い合わせるのがよい。自己判断で貼って、退去のときに困ることは避けたい。

結局、窓の断熱はどう進めればよいですか?

窓の種類を確かめ、シートは表示に従って貼り、厚手で床まで届くカーテンとすき間テープを組み合わせる。賃貸では先に決まりを確かめる。

窓の断熱は、一つの道具で決まるものではなく、冷える理由に合わせて工夫を重ねていくものだと考えている。どれだけ寒さが和らぐかは住まいで違うので、一つずつ試して、様子を見てほしい。あわせて、次の記事も読んでみてほしい。

よくある質問

断熱シートは、どの窓にも貼れますか?

貼れるとは限りません。網入りガラスなど熱割れのおそれがあるガラスは、製品の表示で使えるかを確かめてください。窓の種類が分からないときは、管理会社や窓のメーカーに確認すると安心です。

賃貸でも、窓の断熱を試せますか?

試せる方法はありますが、先に契約書や管理規約を確かめてください。はがせるタイプを選び、窓枠やサッシに手を加えるものは、管理会社や貸主に聞いてから使ってください。

窓の断熱をすれば、暖房費は下がりますか?

下がると約束することはできません。住まいの造りや暖房の使い方で変わります。節約額を数字で断定せず、暖房の使い方の見直しと合わせて、様子を見てください。

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