冬の電気代の見直し方|暖房まわりでできる小さな工夫

目次
  1. 暖房まわりで、何を見直せばよいですか?
  2. 資源エネルギー庁は、どんな試算を示していますか?
  3. 窓とカーテンは、どう見直せばよいですか?
  4. フィルターと室外機は、どう手入れすればよいですか?
  5. 暖房を使うとき、換気はどうすればよいですか?
  6. 寒いとき、設定温度を上げる前に何をすればよいですか?
  7. 結局、冬の電気代はどこから見直せばよいですか?
  8. よくある質問
  9. 暖房の設定温度は、何度にすればよいですか?
  10. カーテンは、どんなものがよいですか?
  11. エアコンのフィルターは、どのくらいの間隔で掃除すればよいですか?
  12. 電気代を減らすために、換気をしなくてもよいですか?
  13. ページに載っている金額は、札幌の家でも同じになりますか?

結論から言うと、冬の電気代の見直しは、「設定温度」「つける時間」「窓とカーテン」「フィルター掃除」「室外機のまわり」の5点を、暖房まわりで順に確かめるのがよいと考えている。資源エネルギー庁の省エネポータルサイトは、冬の暖房時の室温は20℃を目安にすること、暖房は必要なときだけつけること、エアコンのフィルターを月に1回か2回清掃することなどを案内している。

寒い札幌の冬は、暖房を我慢する節約より、暖房のまわりの小さな無駄を減らすほうが続けやすいと考えている。暖房費全体の考え方や灯油・電気の使い分けは札幌の冬の暖房費を節約する工夫|灯油・電気・家の中の見直し方で、窓まわりの工夫は冬の窓の断熱|シート・カーテン・すき間の工夫(札幌)で、空気の入れかえは冬の換気のコツ|寒くても空気を入れかえる段取り(札幌)で扱っているので、あわせて確かめてほしい。この記事は、そのうち「公式の案内にある、暖房まわりの小さな工夫」に絞っている。

暖房まわりで、何を見直せばよいですか?

5点を順に確かめるのがよいと考えている。

この5点の分け方は筆者の提案だ。資源エネルギー庁の案内の項目を、家で確かめやすい順に並べ直した。

暖房まわりの5つの見直し点(筆者の提案)

順番 見直す点 確かめること
1 設定温度 室温が20℃を目安になっているか。寒いときは着る物で調整する
2 つける時間 使っていない時間に、暖房がついたままになっていないか
3 窓とカーテン ドア・窓の開け閉めが多くないか。カーテンが窓を覆っているか
4 フィルター エアコンやファンヒーターのフィルターが汚れていないか
5 室外機のまわり 室外機の吹出口に物を置いていないか。雪でふさがれていないか

資源エネルギー庁は、どんな試算を示していますか?

設定温度、運転時間、フィルター掃除などについて、年間の節約額の試算を条件つきで示している。

資源エネルギー庁の省エネポータルサイトの「空調」のページには、エアコンについて、次のような試算が載っている。金額は、それぞれの条件のもとでの試算だ。

エアコンの試算(資源エネルギー庁の案内より)

行動 条件 年間の節約額の試算
暖房時の室温は20℃を目安に 外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日) 約1,650円
暖房は必要なときだけつける 暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃) 約1,260円
フィルターを月に1回か2回清掃 フィルターが目詰りしているエアコン(2.2kW)と、清掃した場合の比較 約990円

同じページには、ガス・石油ファンヒーターについても試算が載っている。こちらは電気代だけでなく、ガス代や灯油代の試算も含む。

ファンヒーターの試算(資源エネルギー庁の案内より)

行動 種類 年間の節約額の試算
室温は20℃を目安に(外気温度6℃の時、暖房の設定温度を21℃から20℃にした場合、使用時間:9時間/日) ガスファンヒーター 約1,320円
同上 石油ファンヒーター 約880円
必要な時だけつける(1日1時間運転を短縮した場合、設定温度:20℃) ガスファンヒーター 約2,150円(ガス代と電気代の合計)
同上 石油ファンヒーター 約1,470円(灯油代と電気代の合計)

ここからは筆者の注意だ。これらの金額は、ページが示す条件(たとえば外気温度6℃の時)での試算で、冬の外気温、住まいの広さ、暖房の使い方、料金の単価によって変わる。自分の家で同じ金額になるとは限らないので、「目安の比較」として見てほしい。

窓とカーテンは、どう見直せばよいですか?

ドア・窓の開け閉めを少なくし、厚手のカーテンを使うのがよいと考えている。

資源エネルギー庁の「空調」のページでは、エアコンの暖房時の工夫として、ドア・窓の開閉は少なく、厚手のカーテンを使用し、床まで届く長いカーテンのほうがよい、と案内している。また、扇風機を併用して暖まった空気を循環させることも挙げている。

ここからは筆者の提案だ。カーテンの丈が短くて床との間があいている場合は、長さを見直すのも一つの方法だ。窓の断熱を重ねる方法は、冬の窓の断熱|シート・カーテン・すき間の工夫(札幌)でも扱っている。

フィルターと室外機は、どう手入れすればよいですか?

エアコンのフィルターは月に1回か2回清掃し、室外機の吹出口には物を置かない。

資源エネルギー庁は、エアコンのフィルターを月に1回か2回清掃すること、室外機の吹出口に物を置かないことを案内している。ガス・石油ファンヒーターについても、フィルターのお手入れが欠かせないとして、掃除機でホコリを吸い取るか、ぬるま湯で洗ってからしっかり乾かすよう案内している。

エアコンの内部の洗浄については、同じページのコラムで、エアコンについて十分な知識がない方が内部の洗浄を行うと故障の原因となることもあると書かれている。

ここからは筆者の提案だ。フィルターより奥は自分で手を入れず、取扱説明書やメーカーの案内に従ってほしい。

ここからは筆者の提案だ。札幌では、雪で室外機の吹出口のまわりがふさがれていないかも、見ておきたい。

暖房を使うとき、換気はどうすればよいですか?

窓を開け閉めする回数を減らしつつ、適宜、換気をする。

資源エネルギー庁の「空調」のページには、暖房時の工夫の項目に「適宜、換気をしましょう」という注記がある。節電のために閉め切りにしてよい、という意味ではない。

ここからは筆者の提案だ。石油ストーブやファンヒーターのような燃焼式の暖房器具を使う部屋では、換気の方法や間隔を取扱説明書で確かめたうえで、決まった時刻に短く空気を入れかえる習慣をつくりたい。具体的な段取りは冬の換気のコツ|寒くても空気を入れかえる段取り(札幌)にまとめている。

寒いとき、設定温度を上げる前に何をすればよいですか?

着る物で調整できないかを、先に考えるのがよいと考えている。

資源エネルギー庁は、ガス・石油ファンヒーターの項目で、寒いからといって設定温度を上げる前に着る物を工夫しよう、と案内している。電気こたつの項目でも、上半身が寒くなりやすいので、カーディガンなどを1枚多めに着込むことを案内している。

ここからは筆者の提案だ。足元と上半身の両方が冷えやすい日は、部屋着を1枚足し、ひざ掛けを使うなど、先に着る物で調整してから、設定温度を決めたい。

結局、冬の電気代はどこから見直せばよいですか?

設定温度、つける時間、窓とカーテン、フィルター、室外機のまわりの5点を、順に確かめる。

資源エネルギー庁の案内を目安にしながら、寒さを我慢しすぎない範囲で、無駄な運転や汚れを減らすのがよいと考えている。まずは今週中に、暖房のフィルターを見て、汚れていれば掃除するところから始めてほしい。

よくある質問

暖房の設定温度は、何度にすればよいですか?

資源エネルギー庁の省エネポータルサイトは、冬の暖房時の室温は20℃を目安にと案内しています。寒いときは、設定温度を上げる前に着る物を工夫することも案内しています。この記事では、20℃を目安にしつつ、着る物で調整することをおすすめしています。

カーテンは、どんなものがよいですか?

資源エネルギー庁は、エアコンの暖房時の工夫として、厚手のカーテンを使用し、床まで届く長いカーテンのほうがよいと案内しています。窓の断熱の方法は、この記事のほか冬の窓の断熱|シート・カーテン・すき間の工夫(札幌)でも扱っています。

エアコンのフィルターは、どのくらいの間隔で掃除すればよいですか?

資源エネルギー庁は、エアコンのフィルターを月に1回か2回清掃するよう案内しています。同じページのコラムには、エアコンについて十分な知識がない方が内部の洗浄を行うと故障の原因となることもあると書かれています。この記事では、フィルターより奥は取扱説明書やメーカーの案内に従うことをおすすめします。

電気代を減らすために、換気をしなくてもよいですか?

いいえ。資源エネルギー庁のページには、暖房時の工夫の項目に「適宜、換気をしましょう」という注記があります。燃焼式の暖房器具を使う場合は、取扱説明書で換気の方法や間隔を確かめてください。

ページに載っている金額は、札幌の家でも同じになりますか?

同じになるとは限りません。金額は、ページが示す条件(たとえば外気温度6℃の時)のもとでの試算で、冬の外気温、住まいの広さ、暖房の使い方、料金の単価によって変わります。目安の比較として見てください。

確認した出典: 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」の「空調」(確認日 2026年10月8日)

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