札幌の衣替えはいつ?平年の気温と初雪の日で決める「2段階」の入れ替え

クローゼットの前に、たたんだ薄手のニットとハンガーに掛けたウールのコートが並び、窓の外には色づいた木が見える
目次
  1. 札幌の衣替えは、いつ始めればいいの?
  2. 10月と11月で、札幌の寒さはどのくらい違うの?
  3. 衣替えを2回に分けると、何がいいの?
  4. 1回目(10月下旬〜11月上旬)に出す物・しまう物は?
  5. 2回目(11月12日ごろまで)に出す物は?
  6. しまう夏物は、どう手入れしてから収納すればいいの?
  7. 収納が足りないときは、どうすればいいの?
  8. 平年値を使うとき、気をつけることは?
  9. よくある質問
  10. 次に読むなら
  11. 一次情報・確認先

札幌の衣替えは、気象庁の平年値(1991〜2020年)をもとに、1回目を10月下旬〜11月上旬、2回目を11月12日ごろまでの2回に分けるのが、筆者の提案です。日付の目安は、霜10月25日・初雪10月28日・積雪11月12日(いずれも平年日)です。

→ 2回の日付と、先に出す物のリストを見る

この記事の日付は、今年の予報ではなく「ふつうはこのころ」という平年値です。札幌に住むアラフィフの筆者が、気象庁と札幌管区気象台の数字を、衣替えのカレンダーに置き換えました。筆者の衣替えの記録ではなく、数字の読み方と段取りの提案です。

たとえば(架空の場面です)、10月の朝は上着が要るのに、昼にはシャツ1枚でも歩ける日があります。その週のうちに、冬のコートを全部出してしまうか、まだ待つか。迷ったときの物差しとして、この記事を使ってください。

札幌の衣替えは、いつ始めればいいの?

札幌の衣替えは、10月下旬〜11月上旬(霜と初雪の平年日ごろ)に1回目、11月12日ごろ(積雪の初日の平年日)までに2回目、と分けて考えるのが、筆者の提案です。 使う日付は、札幌管区気象台「初雪などの平年値」(1990年8月〜2020年7月の統計期間)の札幌の行です。

カレンダーに書く日付は、次の3つです。確認日は2026年10月25日です。

  1. 1回目: 10月下旬〜11月上旬。根拠は、霜の初日の平年日が10月25日、雪の初日の平年日が10月28日であることです(手稲山の冠雪の平年日は10月18日で、これより早く来ます)
  2. 2回目: 1回目のあと、11月12日ごろまで。積雪の初日(日最深積雪1cm以上)の平年日が11月12日です
  3. 見直し: 12月6日ごろ。長期積雪(いわゆる根雪)の初日の平年日です。冬物が足りているか、手元で数えます

どれも平年値なので、実際の年はこの日より早いことも遅いこともあります。この記事を読んだ日が1回目の目安を過ぎていたら、読んだ日を1回目の日にして構いません(筆者の提案)。

用語の確認です。初雪は、8月1日から翌年7月31日までに初めて降る雪で、みぞれでもよいとされています。根雪は、冬の間に積もった雪が長期間消えずに残っている状態で、気象庁の統計では「長期積雪」といいます(気象庁「予報用語 季節現象」。確認日は2026年10月25日)。

10月と11月で、札幌の寒さはどのくらい違うの?

気象庁の札幌の平年値(1991〜2020年)では、日最低気温が10月は8.0℃、11月は1.6℃で、1か月で6.4℃下がります。 10月と11月は、同じ秋でも寒さが大きく違います。

月ごとの平年値は、次のとおりです。確認日は2026年10月25日です。

  1. 10月: 平均気温12.1℃、日最高16.4℃、日最低8.0℃
  2. 11月: 平均気温5.2℃、日最高8.7℃、日最低1.6℃
  3. 12月: 平均気温-0.9℃、日最高2.0℃、日最低-4.0℃

10月から11月で、日最高は7.7℃(16.4℃から8.7℃)、日最低は6.4℃下がります(いずれも筆者の計算)。降雪の深さの合計の平年値も、10月は1cm、11月は30cm、12月は113cmと、月ごとに大きく変わります。

観光協会の案内にも、同じ向きの記述があります。ようこそさっぽろ(札幌観光協会)の「秋の札幌はどこに行くのがおすすめ?」には、日中が暖かくても日が暮れると10度近くまで気温が下がること、10月は朝晩の冷え込みが厳しくなるので重ね着できるものを、と書かれています。

衣替えを2回に分けると、何がいいの?

平年値で10月と11月の寒さが大きく違うので、冬物を一度に全部出すより、寒さの段階に合わせて2回に分けるほうが、収納と手間の負担を分けられる、というのが筆者の考えです。 分ける理由は2つです。

  1. 10月の日最高の平年値は16.4℃で、日中は10℃台の日が多い月です(筆者の読み方)。朝晩は冷えますが、厚手のコートは、まだ出番が少ない時期になります
  2. 11月は平年値で日最高が8.7℃、日最低が1.6℃の時期で、冬靴や厚手のコート、手袋の出番が増えます

一度に全部出すと、クローゼットは夏物と冬物で混み合います。出す物を2回に分ければ、1回の入れ替えの量が減ります。これは一般的な補足で、住まいや家族の人数で事情は変わります。

1回目(10月下旬〜11月上旬)に出す物・しまう物は?

1回目は、薄手のニットやカーディガン、薄手のコート、ストールなど「重ねて調整できる物」を先に出すのが、筆者の提案です。 この時期は、朝晩と日中の気温差に合わせて脱ぎ着できる服が向きます。

先に出す物の例は、次のとおりです(筆者の提案)。

  1. 薄手のニット、長袖のシャツ、カーディガン
  2. 風を通しにくい薄手の上着、軽いコート
  3. ストールやネックウォーマーなど、首元の小物
  4. 薄手の手袋(必要に応じて)

しまう物の例は、半袖の服や、薄手のワンピースなど、真夏向けの物です。10月の日最高の平年値は16.4℃なので、半袖を単体で着る日は少なくなる時期です(筆者の読み方)。ただし、暖房の効いた室内で着る人もいるので、家族や自分の使い方に合わせて、手元に残す分を決めてください。

寒暖差に備えた服装の考え方は、「札幌の紅葉の服装と持ち物|寒暖差と日没に備えるおでかけ準備」に書いています。

2回目(11月12日ごろまで)に出す物は?

2回目は、冬靴、厚手のコート、手袋、帽子など、雪と氷点下の日に使う物を出すのが、筆者の提案です。 11月の日最低の平年値は1.6℃で、積雪の初日の平年日は11月12日です。

出す物の順番の例は、次のとおりです(筆者の提案)。

  1. 冬靴: 11月12日の前に、靴底のすり減りや、サイズが合うかを確かめます。選び方は「札幌の冬靴の選び方|靴底・高さ・試し履きで見るところ」にまとめています
  2. 厚手のコート、ダウン: 着てみて、袖丈や重さを確かめます
  3. 手袋、マフラー、帽子: 傷みや片方だけ見当たらない物がないかを数えます。洗い方としまい方は「冬の手袋・マフラー・帽子のお手入れ|札幌で長く使う洗い方としまい方」にあります
  4. 雪の日に使う小物: 足りない物があれば、積雪の初日の平年日より前に書き出します

冬靴を試し履きするのは、雪が降る前に済ませたい作業です。靴の買い替えや、サイズ合わせは、雪の日になってからだと外に出るのが大変になります(一般的な補足)。

しまう夏物は、どう手入れしてから収納すればいいの?

しまう前に、衣類についている洗濯表示を見て、洗い方を確かめます。洗える物は洗って乾かし、湿気を残さずに収納するのが、一般的な手順です(一般的な補足)。 洗濯表示の記号の意味は本記事では扱いません。消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」のページで確かめてください。

手順の例は、次のとおりです(一般的な補足・筆者の提案)。

  1. 洗濯表示を見て、家で洗える物と、クリーニングに出す物に分ける
  2. 洗える物は洗って、乾かす
  3. ポケットの中身を出し、ほつれやボタンの取れかけを確かめる
  4. 衣類の種類ごとにまとめて、収納ケースや箱に入れる

汚れや湿気が残ったまましまうと、次の季節に取り出したときに気になることがあります。

収納が足りないときは、どうすればいいの?

収納が足りないときは、2回に分けた「後に出す物」を箱のまま置いておくか、かさばる冬物を家の外に預ける方法があります(筆者の提案)。 家の収納だけで足りるかどうかは、住まいによって変わります。

考え方は、次の順です。

  1. 1回目に出す物と、2回目に出す物を、箱やケースに分けて書き出す
  2. 2回目の物は、箱のまま収納の奥にまとめておき、2回目のときに出す
  3. 夏物の入れ替え先がないときは、かさばる物から預ける方法を調べる

宅配収納に預ける場合の、向く物・向かない物、預ける前の準備、確かめる項目は「衣替えを宅配収納で楽にする|札幌のコート・スノーブーツの預け方」にまとめています。

平年値を使うとき、気をつけることは?

この記事の日付は、過去30年の平均的な値です。今年の天気を示すものではないので、直近の予報は、気象庁や札幌管区気象台の最新の発表で確かめます。 数字の出どころと統計期間は、次のとおりです。

  1. 霜・雪・積雪・長期積雪・手稲山の冠雪の平年日: 札幌管区気象台「初雪などの平年値」(1990年8月〜2020年7月)
  2. 月ごとの気温・降雪: 気象庁「過去の気象データ検索 平年値(札幌)」(1991〜2020年)
  3. 平年値は、西暦年の1の位が1の年から連続する30年の平均で、10年ごとに更新されます(札幌管区気象台の案内)。次の更新時期は、この記事では確認していません

観測の方法が変わった項目もあります。気象庁の報道発表(2025年8月27日)によると、初霜・初氷の目視観測は、令和7年度(2025年度)の冬から終了しました。手稲山の初冠雪も、令和8年度(2026年度)の冬のシーズン(2026年8月〜2027年7月の「寒候年」)から、解析による山頂の積雪状況の提供に変わり、目視の日付と単純には比べられないとされています。このため、この記事では今年の霜や冠雪の日付と平年日の比較はしていません。

よくある質問

札幌の衣替えは、いつ始めればよいですか?

1回目は10月下旬〜11月上旬、2回目は11月12日ごろまで、と2回に分ける方法を、筆者は提案します。10月25日(霜の初日)、10月28日(雪の初日)、11月12日(積雪の初日)はいずれも平年日で、確認日は2026年10月25日です。

今年が平年より暖かい、または寒いときは、どうすればよいですか?

平年日は「ふつうはこのころ」の目安なので、日付を前後させて構いません。直近の気温は気象庁や札幌管区気象台の最新の発表で確かめ、暖かい年は2回目を遅らせ、寒い年は前倒しにする、というのが筆者の提案です。

平年値と天気予報は、何が違いますか?

平年値は過去30年の平均で、予報は直近の数日から先の天気の見通しです。平年値は日付の物差しとして使い、今年の天気は最新の発表で確かめます。この記事は予報を載せていません。

10月の札幌の朝晩は、何を着ればよいですか?

ようこそさっぽろ(札幌観光協会)の案内では、日中が暖かくても日が暮れると10度近くまで下がるため薄手のコートを、10月は朝晩の冷え込みに重ね着できる物を、とされています。首元を温めるストールも挙げられています。

家族の分の衣替えは、どう進めればよいですか?

家族の分も、同じ2回のカレンダーに合わせる方法があります(筆者の提案)。1回目と2回目の日付を共有し、子どもの成長や体格の変化で着られない物がないかは、2回目の前に確かめます。家族の事情はこの記事では確認していません。

札幌の霜の初日は、毎年発表されますか?

霜と結氷の目視観測は、令和7年度(2025年度)の冬から終了しています(気象庁の報道発表、2025年8月27日)。札幌の霜の記録は、2024年秋のシーズンまでです(出典は、この記事の末尾の一次情報欄にある気象庁の報道発表と、霜・結氷の観測記録のページ)。この記事の10月25日は、過去30年の平年日です。

初雪が降ったら、冬物をすべて出せばよいですか?

初雪(雪の初日の平年日は10月28日)は、1回目を終え、2回目に向けて冬靴や厚手の物を点検し始める合図にできます(筆者の提案)。2回目の期限の目安は、積雪の初日の平年日11月12日です。初雪の日と寒さの深まりは別の話なので、気温は最新の発表で見ます。

次に読むなら

一次情報・確認先

確認日: 2026-10-25。見直しの時期: 毎年8月下旬に、リンクと日付を点検します。

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