年末の冷蔵庫整理|買い出し前に中身を見直す手順

目次
結論から言うと、年末の冷蔵庫は、買い出しの前に「出す・分ける・拭く・戻す」の4つの手順で中身を見直し、空いた分だけ買うのが基本だと考えている。期限表示は消費期限と賞味期限の違いを押さえ、詰めすぎず、温度のめやすを守ることもあわせて確かめておきたい。
年末は、まとめ買いや頂き物で、冷蔵庫がふだんより混み合いやすい時期だ。札幌の冬は外が寒いので、冷蔵庫に入りきらない物をつい玄関やベランダに置きたくなることもあると思う。先に中身を減らしておくと、買い出しの量も決めやすい。
買い出しのリストづくりは年末の買い物の段取り|まとめ買いリストと混雑を避ける工夫で扱っているので、ここでは「買い出し前の冷蔵庫の見直し」に絞る。
冷蔵庫の整理は、どんな順番で進めればよいですか?
「出す・分ける・拭く・戻す」の4つの順番で、棚1段ずつ進めるのがよいと考えている。
一度に全部を出すと、冷蔵が必要な物を外に置く時間が長くなる。棚やドアポケットを1か所ずつ空にして、仕分けと拭き掃除を済ませてから戻すと、作業の途中で手が止まりにくい。以下は筆者の提案する進め方だ。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 出す | 棚1段、またはドアポケット1か所の中身を出す |
| 分ける | 期限表示と開封の有無を見て、使う順に仕分ける |
| 拭く | 空いた棚やポケットの汚れを拭き取る |
| 戻す | 早く使う物を手前に、同じ種類をまとめて戻す |
期限表示は、どう見ればよいですか?
消費期限は「安全に食べられる期限」、賞味期限は「おいしく食べられる期限」として見分ける。
農林水産省によると、消費期限は、お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど傷みやすい食品に表示され、期限を過ぎたら食べない方が良いとされている。賞味期限は、スナック菓子、カップめん、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料など傷みにくい食品に表示され、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないという。どちらも、袋や容器を開けないまま、書かれた保存方法を守って保存していた場合の期限で、一度開けた食品は期限に関係なく早めに食べるよう示されている。
| 表示 | 意味 | 表示される食品の例 |
|---|---|---|
| 消費期限 | 安全に食べられる期限 | お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキ |
| 賞味期限 | おいしく食べられる期限 | スナック菓子、カップめん、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料 |
| 共通 | 開けないまま、書かれた保存方法を守った場合の期限(開けた物は期限に関係なく早めに食べる) | ― |
仕分けは、どう分ければよいですか?
期限表示と開封の有無で、「すぐ使う・年内に使う・保留」の3つに分けるのがわかりやすいと考えている。
ここからは筆者の提案だ。開けた物や消費期限が近い物は「すぐ使う」に入れ、数日の献立に回す。賞味期限まで余裕のある未開封の物は「年内に使う」にまとめる。開けた日がわからない調味料などは「保留」にして、迷う物は無理に使わないほうが安心だ。
- すぐ使う:開けた物、消費期限が近い物
- 年内に使う:未開封で、賞味期限まで余裕のある物
- 保留:開けた日がわからない物、表示が読めない物
開けた日を容器に書いておくと、次に見直すときに迷いにくい。小分けや日付の付け方は札幌の冬の食材のまとめ買いと保存|小分け・日付・置き場所のコツでも扱っている。
冷蔵庫は、どのくらい空けておけばよいですか?
詰めすぎに気をつけ、冷蔵庫や冷凍庫の7割程度をめやすにする。
厚生労働省は、家庭での保存について、冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意し、めやすは7割程度としている。温度は、冷蔵庫が10℃以下、冷凍庫が-15℃以下に維持することがめやすだという。年末は頂き物や作り置きで物が増えやすいので、買ってきた物を入れても7割程度に収まるよう、買い出しの前に中身を減らしておくと、しまう場所に困りにくいと考えている。
| 確かめること | めやす |
|---|---|
| 入れる量 | 冷蔵庫・冷凍庫の7割程度 |
| 冷蔵庫の温度 | 10℃以下 |
| 冷凍庫の温度 | -15℃以下 |
温度の表示や設定の方法は、冷蔵庫の取扱説明書で確かめてほしい。
買ってきた物は、どうしまえばよいですか?
冷蔵や冷凍が必要な物は持ち帰ったらすぐにしまい、肉や魚は袋や容器に入れる。
厚生労働省は、温度管理の必要な生鮮食品などは買い物の最後に買い、購入したら早めに帰ること、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れることを呼びかけている。肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、ほかの食品に肉汁などがかからないようにするよう示している。残った料理は、早く冷えるように浅い容器に小分けして保存するとよいという。
- 冷蔵・冷凍が必要な物は、買い物の最後に買う
- 持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れる
- 肉や魚は、ビニール袋や容器に入れる
- 残った料理は、浅い容器に小分けして保存する
札幌の冬は外が寒くても、玄関やベランダは日当たりや天気で温度が変わる。冷蔵が必要な物は外に置かず、冷蔵庫に入る量だけ買うのが無理のない考え方だと思っている。作り置きを回す段取りは冬の作り置きの段取り|買い物から保存まで札幌の台所で回すコツも参考にしてほしい。
結局、年末の冷蔵庫はどう整えればよいですか?
4つの手順で中身を見直し、期限表示を確かめ、買ってきた物を入れても7割程度に収まるよう空けてから買い出しに行く。
まず今週末、ドアポケットを1か所だけ空にして、期限表示を見直してみてほしい。冷蔵庫に余裕があると、年末の買い出しも落ち着いて進めやすいと考えている。
よくある質問
賞味期限が過ぎた食品は、すぐに捨てたほうがよいですか?
農林水産省は、賞味期限は「おいしく食べられる期限」で、過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないとしています。ただし、開けないまま、書かれた保存方法を守っていた場合の期限です。開けた物は期限に関係なく早めに食べてください。
冷蔵庫には、どのくらい食品を入れてよいですか?
厚生労働省は、冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意し、めやすは7割程度としています。
冷蔵庫の温度は、何度にすればよいですか?
厚生労働省は、冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持することをめやすとしています。設定の方法は、お使いの冷蔵庫の取扱説明書で確かめてください。
確認した出典: 農林水産省「消費期限と賞味期限」、厚生労働省「家庭での食中毒予防」(確認日 2026年10月8日)