【現在の記録|2026年9月更新】
この記事は2023年3月、退職して自発的にサバティカル休暇を取得してから1年5ヶ月ほどの時点での記録です。休暇がいつまで続いたか、その後の働き方がどうなったかは、この記事の時点では追えていません。当時「成し遂げたこと」として書かれているオウンドメディア(JOYOFLIFEサイト)とKindle出版は、その後も継続して育てている資産です。以下は、当時何を考え、何を実行したかの記録としてそのまま残します。
この記事でわかること
- サバティカル休暇とは何か、日本企業での導入状況
- 退職してまで自発的にサバティカル休暇を取った理由
- 1年間で実際に何を成し遂げたか、何に気をつけたか
サバティカル休暇とは
企業が一定の勤続年数を満たした社員に付与する長期休暇制度です。期間は企業によってさまざまですが、一般的には1ヶ月〜最長2年ほど。1990年代にヨーロッパの企業を中心に普及し、日本では2018年3月に厚生労働省が制度整備を推奨したことをきっかけに、少しずつ導入する企業が増えてきました(2013年にヤフー株式会社が導入した例が知られています)。ただし、1年前後の長期休暇を全社員が取得できる制度がある日本企業は、今もまだ少数派です。
なぜ「自発的」に取得したか
勤務先にサバティカル休暇の制度はありませんでした。そこで、仕事の区切りがいいタイミングで退職し、以前からバケットリストに入れていた「サバティカル休暇」を自発的に取得することにしました。それが「自発的サバティカル休暇」というタイトルの由来です。
人生100年時代を前提にすると、40代後半から50代前半は人生の折り返し地点。これまでの人生を棚卸しし、心身をオーバーホールし、残り半分の人生の戦略を考えるのに理想的なタイミングだと考えていました。
独身で自由度が高かったことは事実ですが、「やれるかやれないかは、自分が決められるかどうか」だとも思っています。リスクを取る決断さえできれば、条件は人それぞれでも選択肢はあるはずです。
1年間で実際にやったこと
休暇の前に決めていたのは3つだけでした。
- 最初は気が済むまで休む(最長2ヶ月と決めて、実際に2ヶ月間ほぼ完全オフで過ごした)
- 請負仕事はしない(会社員の延長のようなことをすると、休暇の意義が薄れるため)
- 時間や体力の都合でできなかったことを必ずやる
3つ目のために設定したのが、次の2つです。
- オウンドメディアの立ち上げ・運営(JOYOFLIFEサイトのこと。2022年2月に開設)
- Kindle電子書籍の出版(2022年3月に1作目をリリース)
会社員時代は残業が多く体力を使う仕事だったため、仕事終わりに記事を書く余力が残っていませんでした。結果として、何年も先延ばしにし続けていたことでした。
1年で成し遂げたこと
- サイトは1年で300記事を超える規模になった
- Kindleは1作目から積み重ね、当時50作品を超えるまでになった(Unlimitedでの閲読も伸びていった)
- 何年も先延ばしにしていたことへの自己嫌悪が払拭できた
- オウンドメディア運営とKindle出版のノウハウが身についた
- 高校卒業後上京して以来、28年ぶりに実家に2ヶ月以上滞在し、70代の両親としっかり時間を共にできた
- 「健康・アンチエイジング・美容の大切さを日本の男性に向けて発信していく」という、その後も続くライフワークの方向性がはっきりした
実質、記事とKindle出版の作業に毎日7〜12時間費やしていて、会社員時代とほとんど変わらない労働時間だったといいます。「必ずやり遂げることを決めておけば、自然とタイムスケジュールが決まる」というのが実感でした。
サバティカル休暇をとる際に気をつけたいこと
- 必ずやり遂げることを決めておく — これがないと、長期休暇は時間の無駄遣いになりかねない
- やらないことも決める
- 家計をしっかり立てておく — 収入がなくなる前提で支出管理を徹底する
- 1日のタイムテーブルを決めておく
- 何もしない時間は長すぎない方がいい — 最初の2ヶ月で「十分」と感じた。あまりに非日常が続くと、社会から隔絶されたような不安を感じることもある
- 期間は柔軟に変更していい — 当初の計画にこだわらず、途中で終えてもいい
- 投資対効果を意識する — 失う収入に見合うリターンがあるかを考える
- 会社員のライフスタイルではできないことを意識する — 時間的・空間的な自由を活かせることをする
おわりに
サバティカル休暇を上手に使うことで、人生の可能性は広がる、というのが実感でした。ただし、会社を辞めてまで長期休暇を取ることには相当な勇気が必要です。誰にでもすすめられるものではありませんが、選択肢の一つとして知っておく価値はあると思います。

