私のワークライフスタイルを変えた、海外生活で出会った1つの価値観
海外生活で価値観が変わる人は少なくありません

皆さんこんにちは。YUJIです。
いつもJOY OF LIFEをご覧いただき、本当にありがとうございます。

はじめに

35歳の時、初めての海外赴任の機会に恵まれました。

大学では国際関係を専攻したくらいなので、社会人になった時からいつかは海外勤務してみたいと考えていた私にとっては、もちろん待望のお話でした。

悩ましかったことが一つだけありました。

その時私は独身でした。かつ、お付き合いしているパートナーもいないタイミングだったのです。単身で海外に行ってしまっては、さらに結婚が遠のいてしまう気がしました。

結果、海外赴任を選びました。
赴任地は中国・北京でした。
人生の財産となる、たくさんの素晴らしい経験を得ることが出来ました。

生活全体を通して、実に多くの生活習慣の違いに遭遇しました。
たくさんあるのでこの記事では割愛します。

1. 職場で経験した様々なカルチャーショック

職場での勤務時間だけでも、十分にカルチャーショックがありました。

  • 中国の人にとってお昼休みはとても大切な時間。どんなに仕事が詰まっているとしても、休憩をしてもらうことが大切です。間違っても仕事を強要してはいけません。日本人のスタイルを持ち込んではいけません。
  • 大勢でテーブルを囲んでご飯を食べる習慣があります。この楽しみを奪ってはいけません。
  • 食後はお昼寝をします。自分のデスクでうつ伏せになって仮眠を取ります。お昼寝も中国の人にとっては当たり前の習慣です。
  • 基本的に残業を好みません。定時になったら仕事を切り上げ退勤します。ワーク&ライフバランスや家族との時間を大切にしています。残業が珍しくない業種・職種もあるとは思いますし、許容度も異なってくるとは思います。しかし、日本人の感覚で当たり前に残業する風土はありません。

海外赴任して間もない頃。

たとえどんなにお客様への提案や提出物の締切が迫っていたり期限に追われていたりしても、しっかりお昼休みをとり、昼寝の時間を確保し、定時になると退勤する中国人の同僚に驚きを隠せませんでした。

そして、心の中でちょっとした不満、不信感、時に怒りを感じていました。
しかし、いきなりそれを伝えることはせず、様子を見ることにしました。

日本人の普通の感覚なら、流石に自主的に休憩を切り上げたり、残業してでも間に合わせないといけないというレベルのシチュエーションでも、中国人の同僚はそうはしません。

どんなに忙しくても、定時以降にオフィスで残業しているのは、ほぼ日本人の同僚という日々。

彼らのその様なスタンスは、日本から赴任したばかりの当時の自分の常識・価値観からはどうしても理解し難いものでした。無責任に思えて仕方がなく、イライラしっぱなしの毎日でした。

赴任から半年ほどは、こんな気持ちで仕事をしていました。

2. 次第に自分の考えに変化が起きる

しかし不思議なもので、時間の経過とともに、次第に私の考えに変化が出て来ました。
そして、ついにはこの様に考える様になりました。

  • 「実は、俺たち(日本人)の方がズレていたり、麻痺しているのかも知れない。家族を大切にし、プライベートとのバランスをとる彼らの方がよっぽど幸せそうだ。自分たちはいろいろなものを犠牲にし過ぎているかも知れない。」
  • 「昼寝だっていい習慣だと思う。間違いなく午後の生産性は上がる。科学的にも理に適った素晴らしい習慣だ。」

この様に、自分達の常識こそグローバルスタンダードからズレている気がしてきたのです。

"ヘルシーじゃない" という表現が個人的にはしっくりきています。

3. 以前ドイツの知人から頂いたワークライフバランスに関する一言を思い出す

そして、ある時ふと、社会人になって間もない頃のある出来事を思い出しました。

大学の同級生で友人が、学生時代の留学先のドイツで出会ったドイツ人の女性と国際結婚しました。そのドイツ人の奥さんのご両親が日本に遊びに来られて、私は友人に招待されディナーの機会がありました。

ドイツ人のお母様と私は仕事の話をしていたのだと記憶していますが、その話の流れで、私は毎日か1週間の労働時間についてそのお母様にシェアした際に、次のコメントを頂きました。

「あなた、それは働きすぎよ。」

ドイツは労働管理に関して世界でも先進的な国で、法律で1週間の労働時間の上限が決められています(その当時はまだ法律上の制限はありませんでした。法律化されたのは、この出来事からずっと後のことです)。

このエピソードとは関係なく、日本人、韓国人、アメリカ人あたりは世界的にみても働いているということはよく知られた話です。

私は長年続けてきたTheジャパニーズサラリーマンのアイデンティティだったりスタイルに一種の誇りを持ちながらも、一方で「やっぱり違和感がある」という否定的な考えが芽生え始めている自分に気がつきました。

私たち日本のサラリーマンが長年信じ築き上げてきたこのワークカルチャーは、前提として一人ひとりの無理の積み上げによって成り立っている様に思えていました。

最近は健康経営というワードが脚光を浴びつつありますが、ヘルシー(さ)と言う観点からは、相容れないワークカルチャーだと言わざるを得ません。
もちろん同じ日本人や日本のサラリーマンも、価値観は人の数だけ存在します。一人ひとりの価値観が尊重されるべきです。

私としては、私自身のこれまでの働き方は、
「バランスを欠き、プライベートなど犠牲にしてきた面は否めない。人生全体を俯瞰した時に決して"ヘルシー"とは言い難い。働く本来の目的を見失っていた。」と結論づけ、これまでの働き方・生き方を反省し、改める決心をしたのです。
「喜びに満ち溢れた人生を創るための手段の一つが仕事。手段と目的が逆転してはいけない。また、目的を見失ってはいけない。」

日本の社会や会社社会において、この様なことを言い始め従来の慣習からの脱却に挑戦し実行に移すことは実際とても勇気のいることです。

"ヘルシーなワーク&ライフスタイル"

私が海外で出会った価値観を表す最適な表現として、現時点で思いつくのは上記の言葉です。
ワークとライフのバランスが取れている、成熟した人間らしい生活です。

[参考情報:外部リンク] 健康経営とは | 日本の人事部

4. 新しい価値観に沿って生活し始める

しかし、私は自分の気持ちに素直に生きることに決めました。

それこそが、海外勤務という得難い経験をさせてもらい、ドラスティックな環境変化を経験しながら、肌で感じた海外のワークカルチャー・ライフスタイルの優れた面を知った自分だからこそ、日本にも紹介し、伝え、普及させたいと考える様になったのです。

そして、新しい価値観に寄り添った働き方・生き方を始めたのです。

しかしながら日本社会において、まだまだ遠い存在だと感じます。
早々に普及するものではありません。

実際この2年間のパンデミックによる不可抗力によって、ようやく本格的に機運が芽生え始めた気がします(しかしながら大きく前進しました)。

そのくらい、日本社会というのは内発的な変革が起こりにくい、起こしづらい環境なのだと今回のパンデミックで改めて感じることになりました。

いろいろなことを言いましたが、私自身も、海外勤務と言うドラスティックな環境変化の機会を得られたからこそ、気づくことが出来たのです。

(補足)
中国での勤務の後、私はさらにアジアの3カ国での勤務を経験しました。
中国以外の3つの国でもそれぞれの現地の人は、やはりプライベートや家族を大切にするスタイルでした。

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