自発的サバティカル休暇をとってみてわかったこと
自発的サバティカル休暇をとってみてわかったこと

はじめに

実はこの1年以上、サバティカル休暇を取得しています。

「サバティカル休暇って何?」
「え、1年以上ってどういうこと?」

もしかするとそんな方もいらっしゃるかも知れません。

また、言葉や意味はご存知でも、実際に経験はないという方がほとんどかも知れません。

もしかすると外資系企業にお勤め経験のある方なら、ご存知の方は少なくないのではと思っています。

いずれにしても今回の記事では、
サバティカル休暇の解説とサバティカル休暇を実際に取得してみて、よかったことやメリット&デメリット、気をつけたいことを体験に基づいて紹介します。

では早速みていきましょう。

1. サバティカル休暇とは

自発的サバティカル休暇をとってみてわかったこと
サバティカル休暇

サバティカル休暇とは、"長期"休暇制度のことです。

企業において、一定の勤続年数をクリアした社員に付与されています。
期間については各企業にとってまちまちですが、一般的には1ヶ月〜最長2年ほどという感じです。
また、サバティカル休暇に相当する休暇制度の名称も各社さまざまです。

サバティカルとは?

英語ではSabbatical。
ウィキペディアでは以下のように説明されています。

6日間働いた後、7日目は安息日とする旧約聖書のラテン語 "sabbaticus" (安息日)に由来する。

[引用] サバティカル|Wikipedia

1990年代にヨーロッパの企業を中心に普及していきました。

日本企業ではまだ導入事例が少ない制度

そもそも1年以上休職すること自体、日本企業ではイレギュラーなことです。

女性の育休を伴う長期休暇制度については、今では随分一般的になってきました。
しかし、女性・男性関わらず全ての社員が1年前後の長期休暇を取得できる制度がある会社はとても少ないです。

そのような背景がありながらも、働き方改革やワークライフバランスが徐々に浸透する流れの中で、
2018年3月に厚生労働省が制度整備の推奨を発表したことで、それ以降少しづつ普及してきているというのが現状です。

2013年にヤフー株式会社がいち早く導入したことが知られています。

かねてより個人的にサバティカル休暇に興味を持っていた

私はかねてよりサバティカル休暇に興味を持っていました。
社会人経験において、海外駐在経験やHRへの配属経験など、幸いにして働き方や人材の育成・活用について考える様々な機会を経験してきたからだと思います。

真剣に考えるようになった

社会人生活を20年以上送ってきた40代半ばの人間が1年近い休暇をとることで、
どんな変化や気づきが得られるのか?
そもそもどのようにして過ごすのか?

すべては一人ひとりの裁量に委ねられています。

一つだけ言えることは、
「人生100年時代を前提にすると、とてもポジティブなイベントになるはずだ。」
ということです。
少なくとも私はそのように捉えています。

「長い人生にとって、プラスにはなっても、マイナスなことはない。」
そんな気がします。
(収入の減少など、短期的なマイナスはあるかも知れません)

40代で経験したかった

私のバケットリスト(人生でやってみたいことリスト)の中に、
サバティカル休暇を入れていました。

自発的サバティカル休暇をとってみてわかったこと
バケットリスト

リストに入れた当初は具体的な時期は設定していませんでしたが、
今後の人生におけるタイミングとしては「40代後半から50代前半まで」がベターだと考えていました。

それはちょうど人生折り返し地点であり、これまでの人生を一度棚卸ししたり
心身をオーバーホールしたり、今後の残り半分の人生の戦略やロードマップを考えるのに
理想的なタイミングだと思えたからです。

とはいえ、自分の会社に制度がなかったら?

真っ先に上記のようなツッコミを入れた方がいらっしゃるはずです。
そりゃそうですよね。

私の勤務先もサバティカル休暇導入企業ではありません(でした)。

そこで、私は前職で仕事上ちょうど区切りのいいタイミングで思い切って退職をしました。
そして、人生でやってみたいこととしてリストアップしていたサバティカル休暇を"自発的"に取得することにしたのです。

これが、タイトルにした「自発的サバティカル休暇」です。

そんなの出来る人なんて限られている!

確かにそうかも知れません。

確かに私は独身で自由度が高いことは紛れもない事実です。

しかし、誰にだってチャンスがあると考えていることもまた事実です。

なぜなら、やれるかやれないかは「自分が決定(決心・決意)できるかどうか」だからです。
どんな条件下の方だって、意思決定の権利があります。

リスクを取ろうと思えば取れると思うのです。

そして、リスクとトレードオフで得られるメリットを最大限享受することに集中するだけです。
このように腹を括ることができれば、誰だって権利を得ることができるのです。

または、あなたが本当に有能な方で手放したいくないあれば、
お勤め先が特別措置として休職扱いで、前例のない長期休暇を認めてくれる可能性だって拓けるかも知れません。

世の中の働く男性の新たなロールモデルを示したい

自発的サバティカル休暇をとってみてわかったこと
ロールモデル

私は、自分の人生には1つのミッションがあると考えています。

「日本の働く忙しい男性に、1つの新しいロールモデルを提示する」

烏滸がましいですが、それが私のミッションだと感じています。

海外で10年以上暮らしてきた経験から、日本と外国のハイブリットな価値観を有することになったことが大きいと思います。

日本では少ない、またはあまり例のない、でも素敵な生き方・ライフスタイルを提案したい。
次第にそう考えるように、自然になっていきました。

どちらがいいということではなく、どちらも素晴らしく尊重されるべき価値観です。
選択肢を広げるという意味で、日本では一般的ではない素晴らしい価値観も日本の皆さんに紹介していきたい。

また、未経験の人生100年時代をサバイバルする上では、今までの常識にとらわれない自己成長戦略を実践する必要がある。

そのような考えを持ちながら、このように日々情報を発信しています。

次の章では、この1年の実際の過ごし方を紹介していきます。

2. 私の自発的サバティカル休暇の内容

2021年11月から始まったので、現在1年5ヶ月目になります。

休暇を始める前に決めたこと。
大きな決め事としてはたった3つだけでした。

1. 最初は気が済むまで休む
 結果的に2021年11月〜12月の2ヶ月は、ほぼ完全オフな時間でした。
 毎日その時々気が向いたまま、好きなことをして過ごしました。
 2ヶ月で、お腹いっぱいになりました。
(実際には最長2ヶ月と決めていました。2ヶ月もあれば気が済むまで休めると思っていました)

2. 請負仕事はしない
 会社員の延長のようなことはしないと決めました。
 理由はシンプルで、せっかく得たサバティカル休暇の意味・意義が薄れると考えていたからです。

3. 今までやりたくても時間や体力・気力の都合でできなかったことを必ずやる
 3つの中で最も重要なことです。
 これを実現したいためのサバティカル休暇と言っても過言ではありません。

 私には、ずっとやりたくてもなかなか着手できなかったことが2つありました。
 
 1. 個人メディア(オウンドメディア)の立ち上げ・運営
ブログに毛の生えたようなものではなく、質・量がそれなりに伴った情報プラットフォーム。
   ※とはいえ、個人運営なので法人が運営する各種メディアまでは難しい

 2. Kindle作家になる(Kindle電子書籍をリリースする)
   

行動力や能力がずば抜けて高い方なら、1も2も会社員をしながら器用に容量よくできると思います。
特に、定時で仕事が終わり夜間に2〜3時間の時間がコンスタントに取れるような方にとっては、あまり難しいことではないかもしれません。

残念ながら、私の仕事やポジションはそのような環境ではありませんでした。
残業もそれなりに多く、地力・体力を使う仕事だったため、仕事終わりに企画を考えたり記事を執筆したりするパワーが残っていませんでした。
またアウトドアが好きなので、週末は思いっきり趣味のアウトドアに最優先で時間をかけたったのが正直なところでした。

結果的に、1も2も何年も寝かし続け、先延ばし続けてきました。

きっと多くの方が経験的に共感いただけると思いますが、何かを先延ばしにしている状態は精神衛生上いいものではありません。
自己嫌悪だったり、自分への信頼が揺らいでしまうからです。

だから、サバティカル休暇の期間に絶対に成し遂げたいこととして、かねてからの念願であった
1と2を設定しました。

1年でやれたこと

自発的サバティカル休暇をとってみてわかったこと
1年でやれたこと

1. オウンドメディア
  今ご覧いただいているまさにこのサイトのことです。
  2022年2月にオープンし、それから1年で記事数は300を超えるまでの規模になりました。
  自分なりに、質・量は最低限納得できるものです。
  従って、サバティカル休暇をつうじて成し遂げたかったことを達成することができました。

美容クリニックさんやパーソナルジムさんなどからもメディアとして一定の認知や評価も受け、
  記事掲載依頼のご連絡をいただけるまでになりました。

2. Kindle作家
  こちらも達成することができました。
2022年3月に記念すべき第1作品目をリリースすることができました。
  最初は1作品でも満足していましたが、現在では50作品を超えました。
  購入数はそれほど多くありませんが、Unlimitedでは毎日コンスタントに150ページ以上を閲読いただけるまでに伸びています。

  通常の出版と異なり、全ての工程をセルフで行っています。
  優秀な編集者さんやイラストレーターさんがついてくれる訳ではないので、品質的にはまだまだ改善の余地がありすぎます。

3. 先延ばしにしていたモヤモヤを払拭

 (上記2つのことに関する)自己嫌悪の感情を完全に払拭することができました。

4. オウンドメディア運営とKindle出版に関するノウハウ取得
  
 ノウハウを完全に習得できたことで、これからは会社員に戻っても隙間時間で
 どんどん記事を書いたり、出版することができます。

 また、第三者に教えることもできます。

このように、マーケティングスキル・プロデューススキルをアップデートすることができました。

5. 実家への長期滞在
 
 高校を卒業して大学進学のために上京して以来、28年ぶりに実家に2ヶ月以上長期滞在することができました。
 両親にとっては、相当嬉しいことのようです。しっかりと"生活"を共にすることができました。

 父母ともに、80歳に近い70代の後半です。
 健康で意識もはっきりしており、元気なうちにこのような時間が作れたことは本当によかったと思っています。
 
5年後だったら、遅かったかも知れません(そうではないことを願います!)。

 実は1と2に匹敵するかそれ以上に、家族全体としては、サバティカル休暇をとってよかったことなのかも知れません。

 ちなみにこの5については、バゲットリストには入れていませんでしたが、できれば叶えたいことの1つではありました。

6. 今後の人生を通じてやりたい「ライフワーク」がはっきりした

次の10年とその後も続く人生の時間をかけて、ライフワークとして取り組んでいきたいことがはっきりしました。

それは、健康・アンチエイジング・美容の大切さを日本の男性に向けて発信し、啓蒙していくこと。

まさに本サイト「JOY OF LIFE」やKindle電子書籍でやっていることそのものです。

この方向性が、自分にとって間違いないことをこの1年ではっきりと確認できました。

また、「日本人男性を国際標準でももっと格好よくしたい」という新たな目標もできました。
(もちろん私自身もです)

もしサバティカル休暇をとっていなかったら
  
自分のことは自分が一番よくわかっています。

「もし、この1年サバティカル休暇をとっていなかったら?」

私は、オウンドメディアオーナーにもKindle作家にもなれていなかったと断言できます。

なぜなら、サバティカル休暇前の自分の生活には、
この2つに費やす時間の隙間も、気持ちの余裕も、企画を考案して記事を執筆する意欲も
全てなかったからです。

両親にも思いがけない、共に過ごす十分な時間を提供できました。

3. サバティカル休暇をとる際に気を付けること

自発的サバティカル休暇をとってみてわかったこと
サバティカル休暇をとる際に気を付けること

1. 必ずやり遂げることを決めておく

一番大切なことです。
これがあってこその長期休暇です。

もし、何も成し遂げることがないと人生の時間の大きな無駄遣いになってしまいます。

2. やらないことを決める

1と同様に、やらないこともあらかじめ決めましょう。
1と2はコインの両面・対の関係です。

1年はとてつもなく長いようで、体感としては驚くほど短いものです。

3. 家計をしっかり立てておく

会社を辞めて休暇をとる場合は、給与収入がなくなります。

多くの方は、貯蓄を切り崩しながらの生活になると思われます。
支出管理を徹底しましょう。

4. 1日の大まかなタイムテーブルを決めておく

実質私は、オウンドメディアの記事とKindle電子書籍の出版に関する作業に毎日7〜12時間費やしていました。
会社員の時の労働時間とほとんど変わりありません。

よって、規則正しい生活を送ることができていました。
必ずやり遂げることさえ決まっていれば、自ずとその実現のための時間を軸にした1日のタイムスケジュールが決まると思います。

5. 何もしない時間はあまり長すぎない方がいい

先ほども触れましたが、私は最初の2ヶ月を何も決めず過ごしました。
人によっては、3ヶ月でも4ヶ月でも過ごせるかも知れません。
別の人は、1ヶ月もすれば辛くなってくるかも知れません。

何にも考えずただ流れる時間に身を委ねる生活は、現代人にとって最高の贅沢の極みです。
しかし、あまりにも非日常過ぎて、だんだんしんどくなってきます。

人によっては、社会から隔絶されているような漠然とした不安を感じ始めるかも知れません。

一歩外出すれば、日中は仕事に従事している社会人を目にします。
そうすると、なおさらなんとなく不安な気持ちが湧いてきます。

やっぱり人間は社会的な生き物なのだと認識させられます。

「"何もしないことをする"こととする」ならいいですが、
そうではないのなら、あまりにも長い時間無為に過ごすことは勧めません。
(きっと、ほとんどの人は自然と何かしたくなるはずです)

私も最長で2ヶ月と決めていましたし、
正味は2ヶ月目にはオウンドメディアの記事案を考える「1人ネタ会議」を毎日やっていました。

6. 期間は柔軟に変更してもいい

当初は1年ほど休暇をとるつもりで始めたものの、なんだか落ち着かない。
そんな方は、4ヶ月なり、半年または9ヶ月なり、その都度柔軟に終了していい。

フレキシブルに、最善の決定をしていきましょう。
終わりを決めることに関しては、ルールを敷く必要はありません。

7. 投資対効果を意識する

私のように、勤め先を退職して自発的サバティカル休暇を取る方の多くは、
これまでの給与収入の部分が無くなります。

1年間の休暇を計画するなら、単純に年収分に見合う時間にできるかどうか?
失う収入に見合う、リターン(メリット)があるか?
この観点には必ずこだわって欲しいと思います。

私は、
オウンドメディアのオーナーになることKindle作家になること、
またマーケティング&プロデューススキルのアップデートが、
短期的には収入が下がっても、長期的には直近の年収を遥かに超える
大きなリターンを生み出す資産になる(し、そのように育てていく)と考えました。

また、2ヶ月実家で両親と過ごした時間は、文字どおり”Priceless“なものになりました。

8. 会社員のライフスタイルではできないことを意識する

当たり前のことを言っていますが、大切なことです。

私は、「時間的・空間的」な自由を得られることが、会社員との最大の違いだと思ってます。

例えば、
日本中・世界中の好きな場所、憧れていた場所に滞在してみたり、長期の語学留学をする、
次のキャリアに活かせる資格取得に集中する、など。

会社員では実現不可能なことをするための休暇だと考えています。

おわりに

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

サバティカル休暇を上手に使うことで、今後の人生の可能性は広がる

最後にこの言葉を残して終わりにしたいと思います。

私の心の奥底から自然と湧いている感情です。

ただし、会社を退職してまで長期休暇を取得することは
相当な勇気がいることだとも思います。

そこで、もっといろんな話を聞きたい、相談したいという方は「オンライン個人相談(有料)」もお受けしていますので、
下記よりお気軽にお問い合わせをお待ちしています。

オンライン個人相談サービス

では、ありがとうございました。

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