
はじめに
私は40代半ばの男性です。
健康・美容・アンチエイジングのエバンジェリスト(啓蒙・伝道者)であり、かつプラクティショナー(実践者)として日々様々な習慣を実践し、一次情報として発信しています。
特に、私と同世代の中年男性に向け、”人生100年時代“を一緒に若々しく魅力的に年齢を重ねていく仲間を増やしていきたいという願いを持って、役に立つ情報発信通つうじて啓蒙に取り組んでいます。
今回は「色気が足りない日本男性」というタイトルにしました。
約10年海外生活を経験し、日本人男性には色気が足りないと感じるようになりました。
一般論として、海外では日本人男性はあまりモテません。もちろん例外はいくらでもあります。
そこで、本記事では私なりの「なぜ日本男性には色気が足りないのか」についての様々な観点からの考察をシェアします。
「色気なんて男には関係ない。」「色気があろうが仕事のパフォーマンスには関係ない。」
そんな声が聞こえてきそうです。
確かに仕事のパフォーマンスの重要なファクターではないかもしれません。
しかし、「人生全体の質」にはもしかすると関係するかもしれません。
少し話が逸れますが、子供の頃は足が速かったり、水泳ができたり、スポーツができる子は男女問わず人気があります。
次いで、面白い、やんちゃで目立つ子。現在では勉強ができる子もそうかもしれません。
個性や才能がわかりやいと言う共通項があります。
また、社会人になるとステータスやお金を稼ぐ能力がある人が人気を集めます。
これらは、色気とは別の魅力と言えるのかもしれません。
その人の個性や才能と言う名の魅力です。
また、世代を問わずいわゆる容姿のいい人はやはり人気を集めます。
色気とは容姿のよさとはまた別のものです。
容姿も一種の才能と言ってよいかもしれません。そして魅力です。
子供のころスポーツができたり、社会人になって大金を稼ぐ人は一握りです。
例えば、日本の給与所得者のうち年収1000万円以上の人の割合は5%です。
男性に限定しても7.7%と1割を下回ります。
私は、色気に関しても同じような実感値があります。
日本男性に色気を感じる人はかなり稀で1割もいないのではないか。その様に感じています。
色気は年収や経済力とは別物です。
もちろん経済力もあって、色気もあると、男性としての魅力は相当なものです。
しかし、色気は経済力とは関係なく身につけられるものです。
出世競争などと違い、自分の努力だけでマネージメントし伸ばすことができるからです。
また、造形的な容姿にも関係なく身に着けることも可能です。
少し前置きが長くなりましたが、早速本章に入っていきたいと思います。
よろしければ最後までお付き合いいただき、一緒に考えていただければと思います。
念の為、すべての内容には例外があります。
あらかじめご了解をいただけますと有り難く存じます。
1. 海外生活で感じた日本男性の特殊性と色気不足

私は海外赴任がきっかけで、2011年から足掛け10年の海外生活を経験しています。
皆さんもご存知のように、日本は1991年のバブル崩壊以降経済が停滞し、失われた30年だったと言われています。
この10年でも、日本男性は世界から取り残されるように感じています。
日本人男性の色気がなくなったのか、相対的に低下しているように感じるだけなのか。
正確なことは私自身も結論が出ていません。
ただ一つ言えることは、年齢を問わず相対的に海外の男性に負けている(くどいですが例外があります)。
経済の停滞と同じく、個人の魅力も停滞している様です。
相関の有無については、なんとも言えません。
ただ、ファクトだけで見ると上記のとおりなのです。
現時点で感じているのは、一定の相関があるということです。
ただし、影響度合いはごくわずかです。
では、考えうる要素を一切合切洗い出してみようと言うことで、考えたことを紹介したいと思います。
2. 日本男性が色気が足りない要因
1. ベースの価値観

1-1. 年相応
私はこの「年相応」と言う価値観は、とても日本的で実は自ら可能性を閉ざすネガティブなものだと、かねてより考えています。
実際、年相応にはネガティブな意味合いを含んでいます。
一方海外では「年齢はただの数字」と言う価値観が大切にされています。
例えば、「何かを始めるのに年齢は関係ない。いくつになっても始められる。」
「いくつになっても人は変われる。」と言うようなニュアンスです。
一方「年相応」の価値観では、例えば中年がカラフルな洋服を「若造りして」「年甲斐もなく」と言う様なネガティブな反応を示す人が一定数でてきます。思いっきり年齢で行動やマインドを縛ろうとする発想です。
結果、世間体を気にして自分を自由に表現しづらくなり、ついには諦めてしまいます。
1-2. 没個性(画一的)
とにかく個性が垣間見られません。
洋服も髪型も似通っています。そして、総じて地味です。
1-3. 色気への無関心
そもそも「色気」と言う概念がチェックリストに入っていない人の方が多いです。
異性には色気を求めたり感じたりするのに、自分には矢印が向いていません。
2. 生活習慣

2-1. 人生のバランスが偏っている
これは個人の問題ではなく、組織や社会全体の問題だと言えます。
仕事に関する時間がウェイトを過剰に占めていて、それ以外のことへの関心が薄い傾向が強めです。
2-2. 仕事中心で余裕がない
2-1.とほとんど一緒ですが、仕事以外のことに目を向ける余裕がありません。
仕事以外で勉強や習い事をする人も少なく、人としての多様性や厚みが感じられません。
(仕事が終われば居酒屋で酔っ払って管を巻いていると言うイメージがあります)
自己啓発している人の割合が少ないのは事実です。
3. マインドセット

3-1. 無難
1-2.の「没個性」にも近いです。
何事にも無難、無難を好みます。
目立っている他人を攻撃することもします。
「どこ目指してるの?」と言う様な"いじり"が大好きです。
自分が無難を好むだけならまだしも、他人の邪魔をしようとします。
日本人はよくお隣の国を否定しますが、日本もかなりルサンチマン(嫉妬・妬み)が強い国です。
3-2. マウントを取るのが好き
これは特に中年男性に見られる傾向です。
相手を喜ばすことより、自分の気持ちよさを優先しがちです。
3.3. ジェントルマンシップが希薄
これはある意味仕方がないです。
エレガンス(衣服)と品行方正(道徳)を両立する精神です。
品行方正は日本人が大事にするところですが、エレガンスに関しては果たしてどうでしょうか。
4. 知見・経験値

4-1. 世界の動向に疎い
これもある意味で仕方がないことです。
世界は広い一方、日本は島国です。
日本にいると例えば東南アジアのここ10年の発展を正しく理解できていない人が少なくありません。
ほとんどの国の首都や最大都市に行けば、東京と変わりない世界が広がっています。
外国人も共存する多様性という点では、東南アジア各国の首都の中には東京以上に多様性がある都市も複数あります。
色気という点では、日本男性はかなり目立たない存在です。
また正直、あまり外国人から人気がある存在ではありません。
4-2. 競争が少ない
日本国内に目を向けてみます。
きっと海外から旅行で訪れる外国人の目から見て、男女関わらず、日本男性には色気を感じられないかもしれません。
(具体的な、日本男性の特徴が次章でシェアします)
経済的にも国際競争力が低下し続けている日本ですが、男性の色気としての国際競争力も相対的に低下しているのかもしれません。
(ちなみに、日本国は世界第3位の経済大国ですが、日本人の平均所得は過去30年間で国際的にも低下し続けています)
5. 表現力・作法

5-1. 言葉の表現力
教養はあるはずなのに、アウトプットが苦手です。
言葉の表現力もその1つです。
例えば、異性を褒めて魅了したり、ワインの味わいを言語化して表現することが上手とは言えません。
5-2. 作法

エスコートしたり、リードしたり、(現代的解釈の)レディーファーストといった作法の面で、外国人男性と比較するとだいぶん見劣りします。
異性を楽しませるという点で、「弱いなぁ」という場面を何度も見てきました。
やや失礼な言い方になりますが、中年の日本男性を相手にしてくれるのはPaid(お金を支払う)のお店くらいではないか。
長い海外生活していて、そう痛感しています。
そのくらい、色気があり、異性に好意を寄せられる日本男性は少ない。
そのように感じ、年々危機感が大きくなってきています。
「どうせ海外になんて行かないから関係ない」「日本人のくせに日本を否定するのか」
そんな声が聞こえてきそうです。
おっしゃることはとてもよくわかります。
しかし、少し穿った言い分をお伝えさせていただくと、
「色気のない自分で満足していいのか」
「色気のない自分を相手にしているパートナーや日本女性に対し、何か感じるところはないのか」
この様にも思えます。
たかが色気かもしれません。されど、実は国益にも関わる大きな問題ではないか。
私にはその様にも思えてなりません。
だからこそ、この問題意識を多くの方と共有したいと考え、この方にKindle電子書籍にすることにしました。
では、次章では具体的な「日本男性の特徴」を紹介します。
3. 日本男性の特徴

ここでも改めて念押しさせて頂きますが、当然例外があります。
一般的な意見として、あらかじめご了解をお願いいたします。
1. 身体的特徴
1-1. 筋肉が少ない・華奢

年代に関係なく、筋肉が少なく華奢な傾向があります。
骨格自体も細いこともありますが、骨格は如何ともし難いので問題提起をいたしません。
筋肉については、トレーニングや食事など努力次第である程度克服することができます。
ほとんど世界共通との傾向と言っていいですが、海外では筋肉がついたしっかりした男性に色気を感じ、好意を覚える異性が支配的です。
その点では、日本人は不利です。
欧米人と比べれば骨格が細いのは致し方ありません。でも繰り返しますが、筋肉は自分でマネージメントすることができます。
1-2. メタボ気味(特に中年男性)

お腹の突き出た男性が少なくありません。
現在、20歳以上では約28%、40歳以上では約55%の男性がメタボまたは予備軍です。
メタボの判断基準の1つに胴囲85cm以上という項目があります。
(メタボに関しては、色気云々の話以前に健康状態が心配されます。)
お腹が出ている男性はもちろんその度合いにもよりますが、正直その時点で色気など感じられません。
これに関しては、異論は少ないのではないでしょうか。
1-3. 歯並び・黄ばみ・口臭

これについてはあまりご存じない方が少なくないかもしれません。
男性に限らず日本人は、世界的に見ても歯並びが悪い人が多い国です。
これは個人の問題以上に、国家としての問題だと考えています。
海外では、美しい歯並びはステータスを形成する重要な要素です。
大人になる前に矯正するのが常識です。
八重歯が可愛いという価値観など、最たるガラパゴス的な悪き価値観の1つです。
歯並びで色気を損ね、損をしている日本人はとても多いです。
また、歯並びが悪いと歯磨きが不完全になり、結果口臭の問題も起こりがちです。
実際に、日本人は口臭が強いと言われてもいます。
黄ばみもあり、ホワイトニングする習慣が定着していません。
もし色気があっても、口を開けると一気に吹き飛んでしまうでしょう。

2. 身だしなみの特徴

2-1. ファッション
第2章の3-3.「ジェントルマンシップ」で触れた「エレガンス」に欠けています。
高級な洋服を身につけましょうと言っている訳ではありません。
例えば、サイズやシルエットがあっていない、色使いが地味、独特な変な小物、などなど。
エレガンスという観点では、残念ながら希薄です。
体型がいいだけでエレガンスさを纏うこともできるので、先述した体型も1つの要因かもしれません。
2-2. ヘアスタイル
実は、ヘアスタイルは1つのガラパゴスです。
日本男性のヘアスタイルは、世界的に見るとかなり独特です。
また、海外の人からはあまり好評ではありません。
例えば、海外スポーツなどを見るとわかりやすいかもしれません。
わかりやすい様に、一例をあげるとサッカー日本代表の南野選手あたりはかなり独特な髪型をしています。
現在、フランスのASモナコに所属していますが、機会があれば試合を見てみてください。
一人だけ独特な髪型をしているのがわかると思います。
また、海外チームと試合をする日本代表戦を見ると、外国人と比較しやすいかもしれません。
日本男性の髪型は、比較的長めでユニセックスというカテゴリーに分類できます。
少し女性らしいニュアンスを持っています。
ジャニーズなどのアイドルの髪型も、海外から見るとかなり独特です。
あえて独特という表現をしましたが、決して褒め言葉ではありません。
少なくとも外国人受けは良くはありません。
体型と相俟って、ますます色気とは縁遠くさせてしまう一因にもなっている印象を受けます。
また、おでこに髪がかかるような髪を下ろした髪型は、なんとなく自信がなさそうな印象も与えてしまいます。
もちろん、どんな髪型にしようが個人の自由です。
ただ、海外から見た印象を知っておくのは損がないと思います。
2-3. 香り

香りと色気には明確な相関関係があります。
特に、中年男性は香りへの意識が低い様に感じます。
若い頃は香水を使って印象作りに努力をしてしていた方でも、中年になるにつれてその情熱を失います。
中年男性に特有の、ミドル脂臭や加齢臭対策(防臭)に関心が移るのかもしれませんし、それ自体はいいことですが、防臭はあくまでも防臭にすぎません。
いい香りを纏うこととは別物です。
香りは音楽と同様、人の記憶に強く印象を残すものです。
男性以上に嗅覚が鋭い女性は、香りに色気を感じ恋をすることもあるほどです。
もう少しよい香りにこだわりを持ってもいいのではないのでしょうか。
よい香りがあなたの大きな助けになってくれるかもしれません。
2-4. 肌

スキンケアをしない男性が多すぎです。
時に、中年男性においてはその傾向が見られます。
2つ理由があると考えています。
1つは、そもそも無関心であること。
もう1つは、第2章の1-1.で紹介した「年相応」というベースの価値観です。
確かに、シミやしわやたるみは加齢と共に増える老化現象の1つです。
老化に伴う、いわば年相応な変化とポジティブに解釈すれば、そのまま放置することも理に叶っています。
しかし、シミやしわ、たるみは決してセクシーなものではありません。
どちらかというと、色気の邪魔をするものです。
加齢や老化とはいえ、放置していると悪化の一途をたどりますし、セルフケアができていない人や自分を大切にしない人というマイナスな印象を与える場合もあります。
3. コミュニケーションにおける特徴
3-1. エスコート・リード

第2章の5-2.「作法」でも紹介したエスコートが苦手です。
デートなどの場面で、エスコートすることに慣れていません。
デートプランを考えることもそうですが、歩いている時の立ち位置や、食事の際のオーダーや料理の取り分けなどエスコートする場面は沢山あります。
3-2. リード

エスコートは、リードという言葉に置き換えることもできます。
例えば、男女2人1組で楽しむダンスなどでもリードが必要な場面があります。
サルサやバチャータ、キゾンバなどのラテンやアフリカンダンスなどでは、男性のリードが必須です。
日本人には馴染みが薄いかもしれませんが、エスコートやリードが求められる様々なシーンに一般的な日本男性は慣れていません。
ダンスに関しては、日本で普通に生活する分にはほとんどその様な機会がないので問題ありませんが、そういった場面があることを知識として知っていただければと思います。
(また本書ではあえて触れませんが、コミュニケーション上の別問題として日本人の英語力の低さという大きな課題も存在します)
4. 全体的な特徴

- 人生を楽しんでいるように見えない
- 人の目を気にしすぎ(抑制的)
- オス(雄)感が薄い
ここまで紹介してきた様々なものを総合すると、この様な印象が出来上がります。
様々な要素が組み合わさった総体として、日本男性は相対的に色気が足りない存在と言えます。
4. 日本男性はどうあるべきか
30年前は経済力がそれに変わる魅力の1つでしたが、現在ではそのアドバンテージもほとんど失われつつあります。
国際的に見ると、日本男性の競争力はどんどん失われつつあるのが厳しい現実です。
それは海外にいてもものすごく感じていますし、日本にいても感じます。
「日本人として日本で暮らしていく上では、なんの問題もない。」
「余計なお世話。」
そんな声が聞こえてきそうです。
何度も言いますが、それはそのとおりかもしれません。
しかし、どんなに島国の日本とはいえ、グローバル社会の枠組みの中でその一員として現代を生きていることもまた事実です。
自分たちの正確な立ち位置を知っているのと、知らないのとでは天地の開きがあります。
真摯に受け止めた上で、一人ひとりが「では自分はどうありたいのか?」を考え、実行に移すことが大切です。
「色気」が太古の昔から現代そして将来にわたり、人生をサバイブする上で大きな武器になり、また、人生を楽しむための重要なツールであることは間違いありません。
中年になったら不要というものでもありませんし、それは独りよがりな発想です。
色気はあなたを満足させるだけのものではない。
あなたの色気は、あなたのパートナーをいつまでも幸せにするものでもあります。
パートナーとの関係をいつまでもワクワクドキドキしたフレッシュでホットなものにするスイッチでもあります。
その様な発想こそが"エレガントと品行方正をあわせ持ったジェントルマンシップ"です。
1人でも多くの日本男性は「色気」を持つことが、日本がもう一度強さを取り戻すキードライバーかもしれません。
それは「色気」には自分や自分の周りの大切な人を幸せにするパワーがあるからに他なりません。
私は本気でそう考えています。
もしこの考えに賛同いただけたなら、ぜひ今日から早速なんでもいいので色気を増すためのアクションを始めませんか。
おわりに

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
これをきっかけに、ぜひ色気に関心を持っていただき、願わくば決意していただきに取り組んでいただけたら嬉しいです。
では、ありがとうございました。
また、以下は関連する私のKindle電子書籍です。
ご興味があれば、ぜひあわせてご覧ください。Unlimitedにも対応しています。
40代男性の私が同世代に伝えたい、”美容も”のすすめ: ENJOY YOUR WHOLE LIFE
では、本当にありがとうございました。
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