クレジットカードの不正利用に備える|予防と気づき方の順番

目次
- クレジットカード情報は、どんなふうに盗まれるの?
- 不正利用に備えて、どんな予防ができるの?
- 不正利用に、早く気づくにはどうすればよいの?
- どの順番で見直せばよいの?
- 「普段と違う画面」が出たときは、どうすればよいの?
- 身に覚えのない利用に気づいたら、どうすればよい?
- 今日から、何をすればよいの?
- よくある質問
- 3Dセキュアとは何ですか?
- 利用限度額は、低いほうがよいのですか?
- カード情報をサービスに登録しておくのは、よくないのですか?
- 使っていないカードは、解約したほうがよいですか?
- 利用履歴は、どのくらいの頻度で見ればよいですか?
- 身に覚えのない利用があったとき、最初に誰に連絡すればよいですか?
- 不正利用されたお金は、戻りますか?
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- 一次情報・確認先
カードの不正利用には、「入力する場所を絞る」「設定を確かめる」「利用履歴を定期的に見る」の3つを、この順番で見直すことを、筆者は提案します。
身に覚えがないときは → 相談先を見る
身に覚えのない請求を見つけたら、と考えるだけで、明細を開くのが少し気が重くなります。
この記事は筆者の体験談ではなく、公的機関の案内をもとにした「筆者の提案」です。
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の「情報セキュリティ10大脅威 2026」では、個人向けの脅威のひとつに「クレジットカード情報の不正利用」が挙げられています。以下の「IPAの案内」は、同ハンドブック(P.11-12)の内容を筆者が要約したものです。
クレジットカード情報は、どんなふうに盗まれるの?
IPAの案内では、サイトの管理側への不正アクセス、正規サイトの改ざん、フィッシングサイト、偽ショッピングサイトの4つが挙げられています。
- ウェブサイトを管理する側が不正アクセスされ、カード情報が盗まれる
- 正規のサイトが改ざんされ、入力した情報が盗まれる
- フィッシングサイトで、入力した情報が盗まれる
- 偽のショッピングサイトで、入力した情報が盗まれる
盗まれたカード情報が使われて金銭の被害につながり、情報が複数の犯罪者の間で共有・売買されることもある、とされています。ここでは、仕組みの細部には踏み込みません。
不正利用に備えて、どんな予防ができるの?
IPAの案内では、3Dセキュアの利用、利用限度額を抑える、カード情報を極力登録しない、公式サイト・公式アプリから入力する、などの予防が挙げられています。 筆者の言葉に直して並べます。
- 3Dセキュア(本人認証サービス)を利用する
- 利用限度額を抑えておく
- カード情報は、できるだけサービス側に登録しない
- 使っていないカードは契約を解除し、ICチップを破断するなどして物理的に破棄することを検討する
- カード情報は、公式サイトや公式アプリから入力する
- 普段は表示されない画面やポップアップが出たら、クリックも入力もしない
ここからは筆者の考えです。IPAの案内は、予防と早期検知を並べて挙げています。筆者は、どれか1つで足りるというものではなく、組み合わせて考えるものだと受け取っています。
不正利用に、早く気づくにはどうすればよいの?
IPAの案内では、利用履歴を「定期的に」確認することと、サービスの通知機能を使うことが挙げられています。
筆者の考えでは、予防をしても完全に防げるとは言えないため、「早く気づく」手段を持っておくことが役に立ちます。
- 筆者の提案は、月に一度の確認日を決める方法です。続けられる頻度でかまいません
- 通知機能は、使っているカード会社のアプリや案内で、設定できるかを確かめてください
どの順番で見直せばよいの?
入力する場所を絞るところから始め、設定、気づく仕組みの順に進めます。 次の順番を、筆者の提案として置いておきます。
- カード情報を入力する場所: 公式サイト・公式アプリからだけ入力しているか。普段出ない画面では入力しない
- カード情報を登録しているサービス: 登録しなくてもよいところは、登録を外せないか
- 3Dセキュアの設定: 利用できるか、有効になっているか。カード会社の案内で確かめる
- 利用限度額: 使い方に合わせて、必要以上に高くなっていないか
- 使っていないカード: 解約を検討する。破棄するときはICチップも含めて物理的に
- 利用履歴と通知: 月に一度の確認日を決める。通知機能を使えるか確かめる
「普段と違う画面」が出たときは、どうすればよいの?
クリックも入力もせず、いったん閉じて、公式アプリや自分で保存した公式の入口から確かめます。 IPAの案内にも、普段表示されない画面やポップアップが出たらクリックや入力をしないとあります。
カード会社を名乗る連絡が届いたときも、連絡の中のリンクや電話番号は使わず、カードの裏面に書かれた連絡先などから確かめるのが安全側の動き方だと考えています。リンクを開く前の確認は「怪しいメール・SMSのリンクを開く前に」にまとめています。
身に覚えのない利用に気づいたら、どうすればよい?
筆者の提案は、まずカードの裏面や公式アプリに書かれたカード会社の窓口に連絡し、実際に被害に遭った場合は警察にも通報・相談することです。 あわせて、同じパスワードを別のサービスで使っていないかも確かめます(見直しの順番は「パスワードの使い回しをやめたい」にあります)。
迷うときの相談先は、次のとおりです。
- 今まさに危険なとき: 110番
- #9110(警察相談専用電話): 緊急でない生活の安全の相談
- 188(消費者ホットライン): 契約や支払いなど消費生活のトラブル
- 情報セキュリティ安心相談窓口(IPA): 技術的な相談
ネットバンキングの口座にも関わる不安があるときは、「ネットバンキングの不正利用に備える」も読んでみてください。
今日から、何をすればよいの?
最初の1つとして、直近の利用明細を開いて、身に覚えのない利用がないか見ることです。 そのうえで、使っていないカードがあれば、解約するかどうかを考えてみます。
スマホ側の設定も合わせて見直したいときは、「スマホを守る3つの習慣」が役に立つかもしれません。1週間に1つ、のように小分けにしても構いません。
よくある質問
3Dセキュアとは何ですか?
ネットでカードを使うとき、カード会社が本人かどうかを追加で確かめる仕組みで、本人認証サービスとも呼ばれます。IPAの案内では、予防策のひとつとして挙げられています。使えるかどうか、設定の方法は、カード会社の案内で確かめてください。使っていても不正利用が起きないとは言えないため、筆者は履歴の確認もあわせて続けることを提案します。
利用限度額は、低いほうがよいのですか?
IPAの案内には、利用限度額を抑えるという予防が挙げられています。普段の使い方に合わせて、必要以上に高くなっていないかを見直すのが、筆者の提案です。変更の方法は、カード会社の案内で確かめてください。
カード情報をサービスに登録しておくのは、よくないのですか?
登録すると手間は減りますが、登録先が増えるほど、管理する場所も増えます。IPAの案内では、極力登録しないことが挙げられています。使う頻度が低いサービスは、登録を外せるか確かめてみる、という選び方もあります。
使っていないカードは、解約したほうがよいですか?
IPAの案内では、使っていないカードは契約を解除し、ICチップを破断するなどして物理的に破棄することを検討するとされています。解約するかどうかは、持っておく理由があるかどうかで決めてかまいません。
利用履歴は、どのくらいの頻度で見ればよいですか?
IPAの案内では「定期的に」確認することが挙げられています。筆者は月に一度の確認日を決める方法を提案しますが、続けられる頻度でかまいません。
身に覚えのない利用があったとき、最初に誰に連絡すればよいですか?
まずカード会社の公式の窓口です。実際に被害に遭った場合は警察にも通報・相談してください。迷うときは、#9110や188にも相談できます。
不正利用されたお金は、戻りますか?
補償の有無や条件は、カード会社の会員規約によります。気づいたらすぐにカード会社に連絡し、規約を確かめてください。
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一次情報・確認先
確認日: 2026-10-18
- IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」個人向け(公開2026-01-29): https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html
- IPA「10大脅威 2026 個人編 ハンドブック」(P.11-12): https://www.ipa.go.jp/security/10threats/omgdg50000008fi8-att/setsumei_2026_kojin.pdf
- 情報セキュリティ安心相談窓口(IPA。ハンドブックP.31の表記は「IPA 安心相談窓口」): https://www.ipa.go.jp/security/anshin/about.html
- 警察相談専用電話(#9110): https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/manga/dial/
- 消費者ホットライン(188): https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/188_pamphlet/