
はじめに
チョコレート大好きな皆さん。
私もチョコレートが大好きです。
でも、きっと私よりもずっともっとチョコへの愛情があり、詳しい方がたくさんいらっしゃると思います。
チョコレートの世界が奥深いです。
コンビニで気軽に買えるチョコレートから、ベルギーやフランス発のチョコレート専門ブランドや日本人パティシエのブティックなどのちょっと高級な一品、またはハワイのマカダミアチョコのような名物お土産まで、本当にチョコレートの世界は広いです。
今回はすっかり知られるようになったクラフトorビーントゥバーチョコレートをテーマにしました。
カカオやビーントゥバーについて改めて理解を深めつつ、私的におすすめの専門店を紹介します。
チョコレートは、お子さんや女性が好きなもの。
砂糖たっぷりで体に良くないもの、ダイエットの敵。
これらのイメージは今やすっかり過去のものになりました。
チョコレートは気軽に楽しめるお菓子でもあり、高級品でもあります。
また、砂糖たっぷりで体に良くないものでもあり、豊富な栄養成分が詰まった体に良い食品でもあります。
昔も今も変わらないのは、子どもも大人も、女も男もすべての人を楽しく、幸せな気持ちにさせてくれる魔法のような食べ物だというところではないでしょうか。
本当にいろんな製品があるチョコレートですが、改めて今回はビーントゥバーチョコレートに絞ってお届けします。
まずは、カカオやビーントゥバーについて理解を深めていきましょう。
1. カカオの豆知識
|カカオベルト

カカオの生育に適し、栽培されている圏。
赤道を挟んで北緯20度から南緯20度までの地域。
|おもな生産地
生産量TOP10。
1コートジボワール, 2ガーナ, 3インドネシア, 4ナイジェリア, 5エクアドル,
6カメルーン, 7ブラジル, 8ペルー, 9コロンビア, 10ドミニカ共和国
このほか、ベトナムやタイなど東南アジアでも盛んに栽培されています。
[出展:外部リンク] カカオ豆の生産量の多い国 | 外務省
|カカオポッド

カカオの実のこと。
ポッドの中は白いパルプ(果肉)に覆われカカオ豆が詰まっています。
1つのカカオポッドから20〜50粒の豆がとれます。
カカオポッドの大きさは長さ15〜25cm、直径10〜15cm。
カカオ豆の大きさは3cmほどです。
|農園で行うこと
カカオ農園では、カカオ前の栽培はもちろんのこと発酵までを行います。
カカオの実の栽培、実から豆の取り出し、発酵、乾燥までを行い、出荷します。
2. ビーントゥバーの豆知識

ビーントゥバーとは
Bean(カカオ豆) to Bar(最終製品;板チョコ)。
定義についてはいくつかあります。
仕入れた豆の選別、焙煎・テイスティング、粉砕・風選(殻とカカオニブを選別)、摩砕・練り上げ、調温・成型、最終製品になるまでの製造を一つの場所(工房・工場)で行うこと。
もう一歩踏み込んで、生産者からの豆の買い付けから製造までを一貫して行うこと。
さらには、生産者によるカカオ豆の収穫後の工程にも関わる場合もあります。
例えば、従来一般的には卸業者から豆を購入していたところ、本当に作りたい理想のチョコレート製品から逆算し、自分たちで生産者を探し、農園を訪れ、栽培や収穫、発酵工程を直接見学するなど、生産者と密にコミュニケーションをはかる。
そして、納得した上で契約を交わし、豆を購入し、製造した上で最終消費者であるお客様にお届けする。
このようなブランドもあります。
また多くのブランドでは、ブランドや製品の世界観を表現するためにパッケージのデザインなども徹底的にこだわっています。
2000年頃からアメリカで始まり、ヨーロッパや日本にも広がっていきました。
このようなこだわりや手間を惜しまないからこそ、ビーントゥバーチョコレートは私たちに強く訴えかけてくるものがあります。
|ビーントゥバーチョコレート
似たような意味を持つ言葉として、"クラフトチョコレート"や"スペシャリティチョコレート"というものもあります。ほとんど同じ意味合いで使われています。
Single Origin (シングルオリジン)
単一のカカオ豆でチョコレートを製造することです。
これに対し、一般的なチョコレートは複数の種類のカカオ豆がブレンドされていることがほとんどです。また、従来の一般的なチョコレートは、すでにブレンドされた固形のチョコレートを溶かし直して、独自に味付けをして最終製品にするという製造方法をとっています。
カカオ含有率(濃度)
一般的なチョコレートのカカオ含有率は20〜40%。
高カカオ(ハイカカオ)チョコレートは70%以上の含有率とされます。
カカオ濃度が高いと、カカオ豆本来の香りと味わいを再現することができます。
ビーントゥバーチョコレートの魅力
一般的なチョコレートの製造方法では決して実現できない、カカオ豆本来の風味や香りを味わえること。何よりもこれにつきます。
3. クラフト&ビーントゥバーチョコレートおすすめブランド4選
1) Dandelion Chocolate (ダンデライオンチョコレート)

2010年、アメリカ・サンフランシスコで誕生。
トッド・マソニスとキャメロン・リングが創業。
|特徴
- 2013年にはサンフランシスコにファクトリーをオープン
- 使用するカカオ豆の生産者を全て訪れ、時には発酵から乾燥までのプロセスについて対話
- ココアバター、レシチン、バニラ等は不使用。カカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)だけで製造
- 東京・蔵前のファクトリー&カフェは、海外第1号店
製品カテゴリー
- チョコレート(エクアドル/グアテマラ/コスタリカ/ドミニカ共和国/ベトナム/ベリーズ/ホンジュラス)
- チョコレート菓子(アーモンド&レーズンチョコレート/クッキー/
- グラウンドチョコレート(パウダー)
- ガトーショコラ
- カヌレ
- プリン
- アイスクリーム&ソルベ
- カカオニブ
おすすめアイテム
チョコレート・コレクション(2枚)
蔵前のファクトリーでつくられた2種類のチョコレートバーがパックされたコレクション。
カカオ豆の含有率を70%で揃え、豆の産地や個性による味わいや風味の違いが純粋に楽しめるラインナップ。
- マヤ・マウンテン, ベリーズ 70%
フレーバー:フルーティな酸味が特徴。フレーバー:チーズケーキ、チョコレートにディップした苺、ローストしたピーナッツ - ワンプゥ, ホンジュラス 70%
フレーバー:焼き栗、ミルクキャラメル、ハーブティー
内容 56g/枚
|価格
3,200円(税込)
2) Minimal (ミニマル)


2014年、東京で誕生。
山下貴嗣が創業。
|特徴
- 「チョコレートを新しくする」をミッションに素材・製法に徹底的にこだわる
- 世界中のカカオ農園に直接足を運び高品質のカカオ豆を仕入れている
- チョコレートは余分な添加物を使わず「豆に砂糖を加えるだけ」。引き算の発想で製作
- 国際品評会で6年連続、計69賞受賞
- コーヒーや日本酒など他業界との積極的なコラボレーション
製品カテゴリー
- チョコレート
- 生ガトーショコラ
- レアチーズケーキ
- チョコレート菓子(クッキー/アーモンドチョコレート/生チョコレートなど)
- アイスクリーム・その他
- カカオニブ
おすすめアイテム
SEASOLAL タイ65% <限定商品>
タイ産のカカオ豆を使用したシングルオリジンチョコレート。
ドライアップルのような爽やかな果実味が特徴。
内容 50g
|価格
1,512円(税込)
送料 950円(税込) ※沖縄は1,500円(税込)
3) MAROU (マルゥ)

2011年、ベトナム・ホーチミンで誕生。
旅の途中で出会った高品質なベトナム産カカオに惚れ込んだ、2人のフランス人が創業。
|特徴
- ベトナムの6つの産地のカカオ豆でつくるシングルオリジンダークチョコレート
- ベトナム産の食材を使ったフレーバーチョコレート
- シングルオリジンチョコレートの原材料は、ベトナムの6つの地域で収穫されたカカオときび砂糖だけ
- カカオ100%のブラックチョコレートも販売
製品カテゴリー
- シングルオリジンチョコレート
- オリジンプラスシリーズ
- 100%チョコレート
- プロヴィジョン缶シリーズ
- グッズ
おすすめアイテム
シングルオリジン・ミニタブレット6枚セット
1. BA RIA76% (バリア)
程よい苦味の中にフルーティな酸味を感じられ、もっとも独特な風味。ブランデーにも負けない力強い味わい。
2. DONG NAI72% (ドンナイ)
トロピカルフルーツパフェのように甘酸っぱくてクリーミー。後味にはほのかなスパイシーさも感じられるバランスのとれた一枚。
3. BEN TRE78% (ベンチェ)
ドライココナッツやグリーンバナナのようなフレーバーを持ち、濃厚なカカオの味わいとしっかりとした酸味を感じられる一枚。
4. LAM DONG74% (ラムドン)
豊かなカカオの風味と、プルーンやレーズン、エスプレッソのような爽やかな酸味のバランスが絶妙。
5. DAK LAK70% (ダクラック)
大地の力強い香りと華々しいスパイシーさを感じられる一枚。複雑な風味を持ち、ワインやウイスキーと相性抜群。
6. TIEN GIANG70% (ティエンジャン)
シングルオリジンシリーズの中でも食べやすい一枚。トリニタリオ種カカオ独特の濃厚さと繊細なシナモンとハチミツのような風味が特徴です。
内容 24g×6枚
|価格
3,024円(税込)
送料 1,430円(税込)
4) SOIL CHOCOLATE (ソイルチョコレート)


2021年、北海道札幌市にオープンしたBean to Bar Chocolate専門店。
|特徴
- カカオ豆の原産地・焙炒温度や焙煎時間にこだわりロースティングからモールディングまで丁寧に製造
- 生チョコレートも販売。製造から消費までのタイムリミットが短い代わりに市販の生チョコレートでは味わえないカカオ豆の香りや特徴をとろける触感でお楽しみいただける
製品カテゴリー
チョコレート
生チョコレート
チョコレート菓子(オランジェット/ニブクランチ/ショコラテリーヌ)
おすすめアイテム
ITA-CHOCOLATE (板チョコレート)
- トリニタードトバゴ(68%)
- ベトナム/マダガスカル/ガーナ(68.5%)
- タンザニア(80%)
- ホワイトチョコレート宇治抹茶(56%)
ほか全10種類
830円(税込)+送料
NAMA-CHOLATE (生チョコレート)
5種のカカオ豆と5種のフレーバー、そして北海道産純生クリームのコンビネーション。
- 5種類のカカオ
- タンザニア/マダガスカル/ベトナム/ガーナ/トリニタードトバゴ
- 5種類のフレーバー
- アールグレー/フランボワーズ/柚子酒(和歌山九重雑賀)/マロン/ナイアガラスパークリング(小樽)
- 北海道産純生クリーム
全6種類
960円(税込)+送料
Bean to Barのチョコレート店 SOIL CHOCOLATE
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございます。
アメリカ、ベトナム、日本(東京・北海道)から、4つのブランドを紹介しました。
私はベトナムに4年以上在住経験があり、今回ピックアップしたうちの1つ"MAROU(マルゥ)"を通じてビーントゥチョコレートにはまっていきました。
個々のカカオ豆が本来持つ風味や香りが感じられる、今まで食べてきた一般的なチョコレートでは決して味わえない感動や楽しさを知り、すっかり魅了されました。
そこから、様々なブランドのビーントゥチョコレートを楽しむようになりました。
気になるブランドが見つかったら、ぜひ一度サイトをのぞいてみてください。
では、ありがとうございました。
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