海外在住で運転免許失効中の方が再公布する際の注意点【2023年1月】
海外在住で運転免許失効中の方が再公布する際の注意点【2023年1月】

はじめに

今回は、海外在住で運転免許失効中の方の再公布の注意点について紹介します。
昨日(2023年1月30日)に更新したばかりの最新情報です。

1. 失効から2年9ヶ月が過ぎ、やっと更新(再公布)できました

昨日ようやく運転免許の更新(再交付)をしてきました。
永久失効せずに済み、今はほっとしています。

失効してから2年9ヶ月経過しており、その間ずっと懸案事項の1つでした。

本当は2020年の4月までに更新必要でしたが、2020年2月以降パンデミックで帰国できなくなったため、その後ずっと帰国のタイミングがありませんでした。

コロナ禍の特例措置が設けられ、海外在住者のは失効後6ヶ月以上経過しても更新ができるという話が聞いていましたが、オフィシャルな情報を得られずヤキモキしていました。
2020年1月以降のコロナ禍で、海外在住者にとって重要な関心事の1つである運転免許の失効と更新に関する情報は何度かアップデートされ、定期的に警視庁のウェブサイトをチェックする必要がありました。
しかし、情報がアップデートされるので、その時々自分が取得した情報が最新のものなのかどうか常に不安でした。

このような不安を常に抱えながら過ごしてきましたが、最終的に昨日失効してから2年9ヶ月を経てようやく更新できました。
繰り返しになりますが、今はホッとしています。

一時は「ほとんど運転する機会もないし失効してもいいかな。必要になったらまた取り直せばいいし。」と考えたこともありました。
だけど、実際に失効してしまうと普通の会社員が再取得するのは時間的な制約が障壁になります。
やはり更新すべきと考え直しました。

今は、投げやりになって諦めないでよかったと思っています。

さて前置きが長くなりましたが、海外在住で運転免許を失効中の方が更新できる条件を解説します。

2. 海外在住で運転免許を失効中の方が更新・再公布申請できる条件(2023年1月時点)

2つの時間的条件を満たす必要があります。

1. 失効から3年以内であること

3年を過ぎてしまった方は現在お持ちの運転免許を取得した都道府県の警察に問い合わせ、正しい情報を得てください。

2. やむを得ない理由がやんだ日から1ヶ月以内

具体的には直近の帰国日から1ヶ月以内です。

今回の私の場合:
昨年末(2022年12月30日)に帰国(入国)し、昨日(2023年1月30日)に更新(運転免許を紛失していたため、正確には再交付)しました。
1ヶ月以内という条件のギリギリ最終日でした。1日でも遅かったら完全に失効していました。本当に駆け込みセーフでした。

(引用) 申請期間

やむを得ない理由(海外旅行、入院、在監、公安委員会がやむを得ないと認める事情等)がある方で、運転免許証の有効期間が過ぎてから6か月を超えて3年以内で、やむを得ない理由がやんだ日(帰国、退院等)から1か月以内
(注記)運転免許証の有効期間が過ぎてから3年を超えた場合は、失効手続ができません。

[参考情報:外部リンク] やむを得ない理由があり、失効後6か月を超えて3年以内の手続 | 警視庁

3. 必要書類および必要物

2種類の書類が必要です。

1. 一時帰国(滞在)証明書

こちらの書類は各都道府県の警察のウェブサイトをご覧ください。
参考までに警視庁ウェブサイトの該当ページへのリンクを貼ります。

[外部リンク] 一時帰国(滞在)証明書

私の場合(参考)

宿泊先(ホテル)に協力を依頼しました。前回(6年前)の更新時も同様でした。

注意点:

・宿泊先で対応してくれるか、予約時に確認することを薦めます。
 (断られる可能性は低いと思いますが、万一対応不可の場合は慌てるでしょう。また、このような依頼する宿泊者はかなりレアケースなはずで、経験のないホテルの方が一般的な気がします。だからこそ念の為事前確認しておきましょう)

・事前にプリントアウトしておく
(滞在先で一から作成してくれる可能性は低いと想像します。各都道府県の警察が指定する提携フォーマットをプリントアウトしておくべきです)

2. 本籍(国籍等)が記載された住民票の写し(コピー不可) ※住民基本台帳法の適用を受ける方

(引用)

マイナンバー(個人番号)が記載されていないもの。
海外赴任等で住民票を除票されている方は、戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)、戸籍抄本(戸籍個人事項証明書)又は本籍(国籍等)が記載された住民票の除票。
加えて、東京都の滞在先における一時帰国(滞在)証明書と証明人の住所等が確認できる身分証明書の写しも提出してください。
(注記)
一時帰国(滞在)先の住所と証明人の住所が異なる場合は、確認資料も提出してください。

戸籍謄本・戸籍抄本の場合:

本籍地のある市区町村役場に対して申請し手続きします。
自分で出向けない場合は代理人が請求することもできます。
こちらの記事が参考になります。

[参考情報:外部リンク] 戸籍謄本の取り方 | お役所手続き時点

住民票の場合:

住民票を置いている、または海外赴任の直前に海外転出届を提出し住民票を抜いた市区町村役場に対して申請し手続きします。
海外赴任中の方は、住民票を抜いているケースが多いと思います。
役所・役場に直接出向くか、多くの役所・役場では郵送にも対応していると思います。
郵送を希望する場合は、事前に問い合わせてみてください。

注意点:
・申請の際に、住所を確認しておきましょう。
 マンションやアパートに住んでいた方は、部屋番号も調べておきましょう。
 部屋番号が不明だと受け付けてくれない場合があります。
 何年も経つと忘れていることがあります。
 私は今回、住民票の除票を取得しましたが、市役所の窓口で住所と部屋番号を思い出すのに苦労しました。
 (幸いにもとても親切な窓口担当者さんに当たり、ヒントをくれながら正解まで誘導してくれました)

実は今回私はこれを失念していました。6年前の更新時も海外在住だったので当時も用意したはずですが、6年ぶりの更新だったので完全に忘れていました。
8:30の受付開始時間に受付に行きましたが、住民票(の除票)の用意がないことを指摘され、慌てて以前住んでいた市役所に取得しに行きました。往復の移動時間と市役所での手続きに4時間かかり、再び運転免許試験場に着いたのが午後1時過ぎ。
運転免許の再交付のみ目的で東京に滞在するスケジュールで夕方にはフライトの予約をしていたため、かなり焦りました。
(結果、無事運転免許を更新(再公布)され、帰りのフライトにもギリギリ間に合いました)

3. 最終出国日と直近入国日を証明するもの

パスポートが最もシンプルで適当だと思います。

私の場合:
最終出国日:2020年1月28日・直近入国日:2022年12月31日のスタンプを提示しました。

注意点:
入国の際、パスポートにスタンプ(日付入)を押してもらうことをお勧めします。
※最近ではパスポートの押印ページの消費をセーブするために、押印しない人も増えています。免許更新を伴う帰国の際は、スタンプを押してもらう方が安全です。航空券の半券には"年月日"の"年"が刻印されて以内場合があり落とし穴になります。"年"の記載がない場合、運転免許更新手続きの窓口で認めてもらえません。かなり焦ります。
もしパスポートのスタンプ以外で証明を考えている方は、”年“の記載の有無にご留意ください。

4. 申請用写真

縦3.0cm×横2.4cm 1枚
※無背景、肩から上が鮮明に写っているなど通常の証明写真と同じです
※多くの免許更新場では簡易写真撮影機(スピード写真機)を設置していると思うので、当日撮影することも可能だと思います

5. 身分証明書

パスポートや健康保険被保険者証などを携帯してください

6. 手数料

違反の有無などによって、個々人で異なります。
優良の場合は3,500円でした。
なお、最近は現金以外にクレジットカード決済もできます。

4. その他の注意点

1. 免許を紛失している場合は?

結論から言うと免許を紛失していても、更新(正確には再交付)できます。
私も実は今回は紛失してしまっていました。

運転免許更新場で申請する際に紛失の旨を伝えると、理由書(正確な書類名は忘れました)を渡されるので、理由を記入すれば済みます。
(私の場合は、海外で何度か引っ越しをした際に紛失してしまいました。その事実をそのまま簡潔に記載しました)

2. 受付時間は?

通常の免許更新の受付時間より短い可能性があります。
例)東京都の場合
通常:月〜金・日 8:30〜16:00
失効:月〜金 8:30〜14:00
※さらに手続場所も都内3ヶ所の運転免許試験場(府中・鮫洲・江東)に限定されるという制約があります。
 通常の更新なら申請を受け付けている免許更新センターや警察署は不可です。

おわりに

以上「海外在住で運転免許失効中の方が更新・再公布する際の注意点【2023年1月現在】」というテーマでお届けしました。

今回の私の経験から、これから更新(紛失している方は再交付)を予定している人の参考になればと思い、記事にしました(また、私自身の次回更新のための備忘録としても情報をまとめることにしました)。

海外在住でコロナ禍によって数年間帰国できずにその間に一時的に運転免許を失効してしまった方にとって、次回の手続きはかなり久しぶりになるはずです。
私のように大切な点を忘れてしまっていたり、全くノーマークになっている盲点がある方も少なくないと感じました。

少しでもお役に立てば幸いです。
では、ありがとうございました。

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