
はじめに
今私は歯の矯正中です。
開始から現在2年1ヶ月目です。
歯列矯正は私にとって念願でした。
自身の歯並び(の悪さ)は、私のこれまでの人生の大部分において良くも悪くも最も心理面と行動面で影響を与え続けてきました。
良くも悪くもと言いましたが、訂正します。
良いポジティブな影響は何一つありませんでした。
不正咬合は「百害あって一理なし」を代表するものと言ってもいいでしょう。
審美的な観点だけでなく、健康維持の観点からもです。
本来なら1日でも早く矯正するべきなのに、日本において歯の矯正自体を躊躇してしまう人が少なくありません。
私自身がまさにその一人でした。
2年前、当時44歳という年齢でやっと一大決心をしました。
そして今日に至ります。
また道半ばで完了までちょうど折り返し地点といったステータスですが、現時点でも本当にポジティブな影響しかなく、心の底からやってよかったと日々感じながら矯正を続けています。
人生の様々なイベントの中でも、最も大きな出来事の1つと言っても大袈裟ではありません。
これまでも本サイトにて、現在行っている歯列矯正に関する記事をいくつか公開しています。
今回は2年1ヶ月目の最新の進捗や現在感じていることをシェアします。
また、本記事の最後部にて矯正に関する過去の記事をテキストリンクにしてピックアアップします。
1. まずは私の矯正前の歯並びについて簡単にシェアします
まずは私の矯正前の歯並びについて簡単にシェアします。
不正咬合にも様々な種類がありますが、私の歯並びは我ながらかなり悪い部類です。
2種類の不正咬合が複合しています。

- 前歯に乱杭歯(犬歯が八重歯です)が2本ありガタガタ
- 日本人全体のたった3〜4%しかいないと言われる反対咬合(受け口)
「本当だ(歯並びが悪い)。」と思った方がほとんどだと思います。
小学校の中学年くらいにはすでに受け口で、自分でも認識する
矯正したいと考えたこともありましたが、決心がつきませんでした。
それは、同じクラスに矯正中の女の子がいたのですが、度々みんなからからかわれていたからです。
自分も同じ目に遭うことが想像でき、親に相談する手前で尻込みしてしまいました。
それから、まさか44歳まで延々と引っ張ることになるとは、もちろん想像していません。
その後大学進学のタイミングや社会人になってからも何度か真剣に検討したことがありました。
きっと世の中には、私と同じ境遇を経験したことがある方、現在まさにそのような境遇の方も少なくないと想像します。
歯並びは本来親が主導して対応すること
私はそう考えています。
他責にしたい訳ではありませんし、他責にするつもりはありません。
しかし、事実そう思います。
歯並びに関しては、残念ながら私の両親ともに無頓着だったということです。
全てはないものねだりですが、今まで施してくれた様々な教育や物理的・金銭的支援よりも何よりも、歯並びだけを綺麗にして大人にして欲しかったと今でも思います。
言い換えると、そのくらい歯並びというのは人生において影響が大きい要素だと真剣に思います。
2. 歯列矯正開始から2年経った現在の状況
とうとう反対咬合の一部が通常の噛み合わせに
八重歯加え受け口という重度の歯並びの悪さをもつ私でしたが、この2ヶ月くらいでとうとう前歯3本(4本の切歯のうち一番右を除く3本)の反対咬合が通常の噛み合わせになりました。
反対咬合の方やかつて反対咬合だった方ならわかって頂けると思いますが、本当に感動的なものです。
鏡の前で、噛み合わせをチェックする際、前歯が前にあることが心の底から嬉しいのです。
何物にも変え難い、唯一無二の喜びを噛み締めています。
噛み合わせ全体としては一時的に崩れている
左側の動きが速く反対咬合が直りつつある一方で、右側の動きが遅くまだ反対咬合のままという歪な状態なっています。
よって、非常に食べづらい状況です。わざと受け口にして噛むようにしています。
噛みづらいので、今までのようにご飯をきちんと咀嚼しない状態で胃袋に流し込む毎日です。
本来消化に良くないことは承知ですが、甘んじて許容しています。
おそらく最低でもあと半年程度、長ければ1年近くはこの様な状況が続くものと予想しています。
しかしながら、日に日に目視できないレベルの微細が動きではあるものの、着実に歯並びの矯正が進んでいることが過去2年間の変化からわかっているので、喜びの方がはるかに大きいです。
あと1年から2年後には、噛み合わせもさらに整い、不自由なく咀嚼ができる様になっている完成状態を想像する毎日です。
強烈な後悔と肯定が入り混じる
「なぜ、小学校の時、大学入学の時、社会人になってからのあの時矯正を決断できなかったんだろう?」
「こんなにも心理面と行動面に影響を与える矯正を、どうしてもっともっと早くしなかったんだろう?」
もっと早く矯正していたら、人生が変わっていたと本気で思うのです。
一方で、
「2年前に決断して、本当に、本当によかった」
「もし2年前に決断していなかったら?今もコンプレックスに苛まれていたのだろう。想像もしたくない悲惨な未来だ」
「最初に歯並びを気にし始めた小学校中学年の時から30年ほど回り道をしてしまったことは大きな後悔であり、残念無念ではあるけれど、2年前の決断は人生でも最高の素晴らしい選択の1つだった。あの時の自分自身に感謝。」
こんな感じで、強い後悔の念とよかったという安堵の想いが交錯しています。
それにしても、2年前に決断して矯正を始めた事実をとてつもなく嬉しく思っています。
いつやるの?もちろん今です
歯並びの矯正こそ、この言葉がふさわしい対象はありません。
悩んでいる時間が、美しくない歯並びのまま費やしている毎日は本当に浪費でしかありません。
人は見かけだけではありませんが、見た目は大変重要です。
特に第一印象においては、決定的な差が生まれます。
内面が素晴らしい方なら、見た目を整えることで、魅力に磨きがかかります。
私がここで力説するまでもありませんので、このくらいにします。
ほんの少しでも、歯並びを気にしている方やコンプレックスを抱えている方には、本気で今すぐ矯正に向けた第一歩を踏み出して欲しいと心の底からお伝えしたいです。
どうしても勇気が出ない方がいらっしゃれば、相談をお受けしています。
お気軽にコンタクトをお待ちしています。
美容・アンチエイジング・健康習慣などに関するオンライン個人相談をお受けしています。

3. 矯正してから生じた変化
心理的な変化
羞恥心がなくなった
矯正前は、写真撮影の際には必ず口を閉じていました。
もちろん本当は笑顔で写りたいに決まっています。
矯正開始後は、まだ矯正の途上で歯並びが整列し切っていない状態にも関わらず口を開けてスマイルすることに羞恥心がなくなりました。
手で口を隠すことも皆無になりました。
むしろ、矯正中のマウスピースが勲章の様に誇らしく思える様になりました。
30年以上憧れ続けた行動を、やっと実現させることができました。
習慣の変化
矯正前は歯や口の中全体へのコンプレックスがありました。
コンプレックスがあるから、歯医者さんに通うことも好きではありませんでした。
デンタルケアやオーラルケアも最低限といった感じでした。
矯正開始後は、歯磨きの習慣が一変しました。
歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを毎回必ず使う様になりました。
また、2〜3ヶ月に一度は歯医者さんに通い、クリーニングやチェックを受ける様になりました。
歯医者さんに行くことが、散髪に美容室に通うことと同レベルのルーティンになりました。
歯医者さんに行くことが、まるでご褒美の様な嬉しいイベントにすらなりました。
(以前は嫌々仕方がなくというマインドだったので、180°変わりました)
この変化はきっと私だけの特別なものではなく、矯正をした人ならほとんどの人が経験する"矯正あるある"だと思います。
3. 矯正の方法について
補足的な情報として紹介します。
インビザライン

最近人気の透明なマウスピース(アライナー)を用いる矯正法です。
マウスピース矯正の中でも、世界No.1シェアと実績を誇るのが米・アラインテクノロジー社のインビザラインです。
全世界で800万超の治療実績があり、膨大な数の症例データを蓄積しているところが魅力です。
インビザラインの仕組み
平均5〜7日おきに、新しいマウスピース(アライナー)に交換して装着します。
毎回、一つ前のアライナーよりもわずかにより整列されたワイヤーを装着することで、徐々に整えていきます。
症状により使用する枚数は異なります。
数十枚の場合もあれば、200枚を超える場合もあります。
単純計算で治療期間が1年間だと平均7日おきの交換で52枚、最大5年間を要し平均7日おきに交換する場合は260枚になります。
私の場合は、現時点で100枚を超えており最終的には200枚を超えそうです。
インビザラインの魅力
- 矯正開始前に完成までのプロセスをシミュレーターで見ることができる
歯型は従来型の石膏ではなく、3Dスキャンでとります。
そのため、開始から終了までの歯の一連の動きをシミュレーション動画で見ることができます。 - 透明だから目立ちにくい
従来のワイヤータイプの矯正装置より圧倒的に目立ちません。
遠目から見る分にはほとんどわかりませんし、近くで見ても自分から伝えないと相手が気づかないくらいです。 - 自分で着脱自由なので、食事や歯磨きの際に外せる
食事の際に外せるので、ワイヤー矯正の様な食べづらさがありません。
歯磨きの際も外せるので楽です。 - プランによるが、治療期間が伸びても追加料金が発生しない
私は5年間は何枚マウスピースを作っても追加料金が発生しないプランを選びました
もちろんプランの選定は、診察結果をもとに歯医者さんが提案してくれます。私の場合は明らかに時間がかかるとわかっていたため、さMAXのプランを選びました - 通院回数が少ない
インビザライン矯正の場合、治療計画により差がありますが毎月ではなく2〜3ヶ月に1回の頻度です。
一方、ワイヤー矯正は月1回が標準です。 さらに、インビザライン矯正では通院毎の診察料が発生しませんが、ワイヤー矯正では毎回診察料が発生します。
※歯医者さんによって料金プランが異なる場合もあるので、必ず前もって確認してください
デメリット
- 症状によってはワイヤー矯正の方が向いている場合や治療期間が短くて済む傾向がある
反面、全世界で800万以上の症例データが蓄積されているため、対応できない症状は年々少なくなっています。実際、私の様な重めの反対咬合にも対応できています
治療期間については、たらればですがワイヤータイプの方が短くて済んだ気がします(ちなみに私の治療期間は、当初3年弱と言われていましたが、4年くらいかかりそうです。確定ではありません) - 任意で着脱できるのでサボることもでき、計画より治療が遅れることがある
マウスピース矯正は毎日22時間以上の装着が推奨されています
料金について
選ぶプランや歯医者さんによって、かなり差があります。
そこで参考までに、インビザラインを取り扱うおすすめのサービスをご案内します。
マウスピース矯正のおすすめサービス
ウィ・スマイル矯正


月額1760円から矯正が可能。治療期間の相談も可能。
- 世界シェアNo.1とNo.2のアライナー矯正(マウスピース矯正)サービスから選べる。
- インビザライン(世界No.1)
- クリアコレクト(世界No.2)
- 軽度・中度・重度、どんなレベルの方にも適用する5つのプラン
- 1) 4回コース (約1ヶ月半〜2ヶ月半)
- まずはお試しで考えている方、軽度のガタつきがある方向け
- 分割(毎月1,760円〜)も可能
- まずはお試しで考えている方、軽度のガタつきがある方向け
- 2) 8回コース (3ヶ月〜4ヶ月)
- 出っ歯・すきっ歯などを改善したい方、軽度のガタつきがある方向け
- 231,000円(税込)
- 分割(毎月3,850円〜)も可能
- 3) 12回コース (4ヶ月〜6ヶ月)
- 中度のガタつきがある方向け
- 352,000円(税込)
- 分割(毎月5,830円〜)も可能
- 4) 18回コース (5ヶ月〜9ヶ月)
- 中〜重度のガタつきがある方向け
- 517,000円(税込)
- 分割(毎月8,580円〜)も可能
- 5) 無制限コース (10ヶ月〜)
- 中〜重度のガタつきがある方向け
- 5年間回数制限なくマウスピースを製作できる
(3ヶ月に1回来院し、スキャナーで型取りが必要)
- 5年間回数制限なくマウスピースを製作できる
- 660,000円(税込)
- 分割(毎月11,000円〜)も可能
- 中〜重度のガタつきがある方向け
- 1) 4回コース (約1ヶ月半〜2ヶ月半)
※税込/分割手数料は別
マウスピースとワイヤーはどちらがおすすめ?
どちらも一長一短があるので、一概に言えません。
優先したい内容によって選択肢が変わってきます。
例)
・目立たないことが最優先→インビザライン ※この場合は裏側ワイヤーという選択肢もあります
・治療期間の短さを重視→ワイヤー
・とにかく安さを重視→少し前だとワイヤー矯正の方が安かった印象ですが、最近は差がなくなっています。歯医者さんにより逆転するケースが多々散見されます
また、私はインビザラインしか経験がないので、体験としてワイヤー矯正について語ることができません。
ただし、私の友人・知人にはワイヤー矯正を選んだ人も多くいます。
みんな満足しているようです。
よって、やはり一概に言えないので優先したい内容で選ぶことをおすすめします。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございます。
美しい歯並びは、間違いなくQOLを大きく上げてくれます
歯列矯正の素晴らしさ、大切さ、人生への影響の大きさを感じていただけたでしょうか。
また、インビザラインの概要やワイヤー矯正との違いも、少しは知っていただけたのではないかと思います。
健康の観点からも矯正を
今回はどちらかと言うと審美面にフォーカスした内容になりましたが、健康の側面でも矯正をすすめます。
「病気になりたくなかったら歯医者に行け」と言う言葉があります。
日本人は虫歯が多い言われていますが、その一因は歯並びに悪さにあります。
歯並びが悪いと歯磨きの質が低下し、虫歯や歯周病になりやすくなります。
歯や口腔の健康が損なわれると悪玉菌が発生し、体全体に影響を及ぼします。
高齢者の健康維持においても口腔ケアの重要性が常識になっています。
日頃のデンタルケア・オーラルケアの質を高めるためには、根本の歯並びを整えることがポイントです。
歯並びは、人類すべての人に例外なくQOLを上げる最重要な要素の1つということが言えます。
最後にもう一度繰り返します。
少しでも歯並びが気になっている方、コンプレックスをもっている方へ。
「いつ矯正の第一歩を踏み出しますか?」
答えはもちろん「絶対的に今すぐに。」です。
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