
はじめに
「エイジングケアを検討し始めた男性に対して、有効成分をたった1つだけ紹介するとしたら」
もしこのような相談をいただいたとしたら、私の中ではいくつかの候補があります。
もちろん、今直面している肌悩みによってその改善に有効な成分は異なります。
このような前提がある中で、特におすすめする成分の1つとして今回は「ビタミンC誘導体」を取り上げます。
まずはビタミンC誘導体について解説を行い、その次にビタミンC誘導体配合のおすすめ製品を紹介します。
では、早速見ていきましょう。
1. ビタミンC誘導体とは

ビタミンCを、化粧品として利用する際の欠点を改良した化合物のことです。
具体的には、浸透性が悪いというビタミンCの欠点を、角質層へ浸透しやすいように改良しています。
それによって、ビタミンCが本来持つ美容効果を高めています。
[参考情報:外部リンク] 誘導体 | コトバンク
3つの作用
40代以上の男性のエイジングケアに嬉しい3つの作用があります。

- 1) シミの予防・改善
- メラニンの生成を抑制 (予防)
- メラニン生成メカニズムに働きかけ阻害する
- メラニンの還元 (予防・改善)
- メラニンの生成を遅らせる、または、できてしまったメラニンの色を薄くする
- メラニンを排出 (改善)
- ターンオーバーを正常化し、できてしまったメラニンを体外に排出する
- メラニンの生成を抑制 (予防)
数あるシミ対策の成分の中でも、予防と改善の両方の作用を持つ成分は限られています。
ビタミンC誘導体はその1つで、エイジングケアのおすすめ成分として推す理由でもあります。
- 2) しわ・ハリ・たるみの予防・改善
- 真皮のコラーゲン線維生成を促す
- 3) ニキビ予防・改善
- 皮脂の過剰分泌を抑制する
- アクネ菌の抗菌作用を持つ
3種類のビタミンC誘導体と特徴

- 1) 水溶性
- 皮膚への浸透性を高めるため、リン酸と結合させたもの
- 即効性がある
- 反面、角質層までしか浸透しないため、しわ・ハリ・たるみの予防・改善効果はあまり期待できない
- 水分に溶けやすい性質から、化粧水や美容液に使われる
- APS(リン酸アスコルビルナトリウム)、など
- 皮膚への浸透性を高めるため、リン酸と結合させたもの
- 2) 脂溶性
- より浸透性を高めるため、油分と結合させたもの
- 真皮まで浸透するため、コラーゲン線維生成を促しハリ・たるみの改善作用をもつ
- 反面、皮膚表面には残りにくいため、ニキビの予防・改善効果は限定的
- 乳液やクリーム、ジェルに使われる
- VCIP(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)、など
- より浸透性を高めるため、油分と結合させたもの
- 3) 両親媒性
- 水溶性ビタミンC誘導体にパルミチン酸を加え、油分にも馴染むように改良したハイブリット
- 水溶性の即効性と脂溶性の浸透性を併せもつ
- APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)、など
- 水溶性ビタミンC誘導体にパルミチン酸を加え、油分にも馴染むように改良したハイブリット
水溶性と脂溶性のいいとこどりができるため、個人的には両親媒性がおすすめです。
また、これら3種類のほかにも、メーカーが独自の研究により新しいビタミンC誘導体製品を開発しています。
3. メンズエイジングケアにすすめる「ビタミンC誘導体」とおすすめ製品4選
Wフラーレンオールインワンジェル| 両親媒性


両親媒性ビタミンC誘導体(APPS)とビタミンE誘導体(TPNa)配合のオールインワンジェル。
石油系界面活性剤・合成着色料・アルコール・パラベン・鉱物油フリーの低刺激処方。
フラーレンオールインワンジェル ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体などのビタミンカクテル
C-マックスローション | 水溶性


APM(リン酸アスコルビルマグネシウム)6%配合のプロ仕様高濃度化粧水。
ビタミンA(レチノール誘導体)やビタミンB5も配合。
香料・着色料・パラベンフリーの低刺激処方。
Mediuse 薬用Cプラホワイトニング | 水溶性


水溶性ビタミンC誘導体とプラセンタエキス(保湿成分)を理想的な比率で配合の薬用美容液(医薬部外品)。
合成香料、合成着色料、鉱物油、パラペンフリーの低刺激処方。
たっぷり110mlのサロン向け業務用サイズ。
CELASEEQ ダブルディープセラムC


世界初、減量メーカー独自開発の水酸基とペプチドを結合させたビタミンC誘導体配合の高浸透美容液。
10年かけて見つけた浸透型ペプチドとの融合で、ビタミンCが少量で効率よく浸透。
食べる美容液として話題のαリノレン酸配合。
エタノール、鉱物油、着色料、香料、シリコーン、パラベン、石油系界面活性剤フリーの低刺激処方。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございます。
気になる自分の肌悩みに合った、もしくは、気になった製品は見つかりましたでしょうか。
ビタミンC誘導体をベースに、各アイテムそれぞれこだわりの美容成分を配合しています。
ビタミンC誘導体だけにフォーカスした場合は、繰り返しになりますが水溶性と脂溶性のハイブリット的な"両親媒性ビタミンC誘導体"が40代上の男性のマルチタスクな肌悩みに最も適していると思います。
いずれにしても、エイジングケアに取り組もうとされている方は、ぜひ”ビタミンC誘導体"のパワフルな作用を一度体験してもらいたいと思います。
ちなみに、私は毎晩就寝前に顔に使っています。
では、ありがとうございました。
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